米国市場が好調だ。2026年1~6月はAIブームを背景に半導体関連が景気をけん引し、株式市場では主要指数が軒並み史上最高値を更新。アパレルおよび小売企業も業績を伸ばし、停滞が続く中国市場に代わって業界を下支えしている。インフレ不安や地政学上の先行き不透明感が続いているものの、米国の消費者は現在のところ、比較的安定した支出を維持しているといえるだろう。ここでは、業界が好調な要因と今後の懸念点についてアナリストら専門家による分析をまとめた。(この記事は「WWDJAPAN」2026年8月03&10日号からの抜粋です)
米アパレルおよび小売企業の直近の業績を見てみると、「コーチ(COACH)」と「ケイト・スペード ニューヨーク(KATE SPADE NEW YORK)」を傘下に持つタペストリー(TAPESTRY)の2026年1~3月期(第3四半期)決算の売上高は前期比21.2%増の19億2060万ドル(約3130億円)、ラルフ ローレン(RALPH LAUREN)の1~3月期(第4四半期)は同16.6%増の19億7870万ドル(約3225億円)、ヴィクトリアズ・シークレット(VICTORIA’S SECRET)の2~4月期(第1四半期)は同15.3%増の15億5959万ドル(約2542億円)と好調だった。
また2ケタ増には届かなかったものの、アメリカンイーグルアウトフィッターズ(AMERICAN EAGLE OUTFITTERS)の2~4月期(第1四半期)は同9.7%増の11億9528万ドル(約1948億円)、リーバイ・ストラウス(LEVI STRAUSS)の3~5月(第2四半期)は同8.0%増の15億6200万ドル(約2546億円)、米小売最大手のウォルマート(WALMART)の2~4月期(第1四半期)は同7.1%増の1777億5100万ドル(約28兆9734億円)と堅調に推移。米百貨店メイシーズ(MACY'S)の2~4月期(第1四半期)は同2.1%増の48億9200万ドル(約7973億円)と微増だったが、傘下に持つ高級百貨店ブルーミングデールズ(BLOOMINGDALE'S)事業は同10.2%増だった。
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