ビューティ

「ロレアル パリ」がストリートハラスメントに立ち向かう 女性アワードにYOUや櫻坂46メンバーらが選出

 ⽇本ロレアルの「ロレアル パリ(L'OREAL PARIS)」は11月24日、ブランドスローガン「because youʼre worth it(あなたにはその価値があるから)」の誕⽣50周年を記念し、新プロジェクト「Stand Up – ストリートハラスメントに⽴ち向かうー」を発表した。また⾃分らしさを表現し、全ての⼥性に勇気を与え、価値ある活動を⾏う⼈を表彰する「ロレアル パリWOMEN of WORTH Award」を発表した。⼥性に対する暴⼒撤廃の国際デーの前⽇に、アンダーズ東京で授賞式を行った。

 「Stand Up – ストリートハラスメントに⽴ち向かうー」は2020年3月8日に同ブランドがグローバルで開始したプログラム。女性に身体的・精神的に被害を及ぼすストリートハラスメント(公共の場におけるハラスメント行為)に立ち向かうために立ち上げた。世界で約60%の女性が電車やバスなど公共の場でセクシャルハラスメントを体験したことがあるとされるが、日本国内のストリートメントハラスメントへの介入意向(被害者を助ける意向)は世界平均より低い。その背景には、「介入の仕方が分からない」という意見が多く、今回日本ロレアルは国内のストリートハラスメントの認知向上に向け取り組む。同社は誰もが平等な権利を持ち、声をあげられるような平等な社会を目指す「ボイスアップジャパン」と連携。今後ストリートハラスメントに関するトレーニングを大学やオンラインなどで実施する。またグローバルでは各国ですでに取り組みを展開しており、年内のトレーニング受講者100万人を目指す。

 当日はトークショーを行い、ジャパンブランドアンバサダーのYOU、臨床心理士のみたらし加奈、スタイリストのFUKAMIが登壇した。ストリートハラスメントをはじめ、さまざまな問題と向き合う女性に対するメッセージを送った。YOUは「周りに相談できる環境を作ることが大切」と語りつつ、みたらし加奈は「私たちは日々、さりげなく自分に対して『こうでなければならない』といった“呪いの言葉”をかけていることが多く、特に女性はその傾向が強い。大切なのはそんな“呪いの言葉”を開放して自分らしく生きること。ただ個人の努力ではどうにもならないことも多く、ときには自分らしくなれない環境や関係を手放す勇気が必要」とアドバイスした。FUKAMIは「男性には悪気がなくとも、さりげない一言で女性が傷つくことシチュエーションが多くあると思う。そういうシチュエーションに出会わせたときは気づいてあげること、さらに女性側も嫌な思いをしたときは周りに知らせることも大切だと思う」と話した。

 なお「ロレアル パリWOMEN of WORTH Award」の特別功労賞にはYOUに加え、欅坂46の渡辺梨加、渡邉理佐、田村保乃、森田ひかるが受賞。文化人部門にはみたらし加奈が輝いた。

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