ファッション

スタバの「キャロットケーキ」 コーヒーの豆かすをニンジン栽培に再利用

 スターバックスコーヒー ジャパンは、新商品「キャロットケーキ」の販売をオンラインストアで6月23日から始めた。材料にコーヒーの豆かすを再利用したたい肥で栽培したニンジンを用いる。12.5cmのパウンド型で、価格は3240円。

 パウンドケーキとフロスティングの二層構造。生地にはスパイス、ナッツ、ニンジン、フルーツを混ぜ込み、野菜とフルーツの自然な甘みが感じられるため、コーヒーとよく合う。オンラインストアのみの販売で、販売はなくなり次第終了する。冷凍で届けられる。

 スターバックスの1店舗で1日あたり約16kgのコーヒーの豆かすが排出される。同社は2014年から豆かすのリサイクルに取り組んできた。現在、関東や関西の計320店舗から出る豆かすを再利用し、野菜を育てるたい肥や牛のエサにしてきた。豆かすのたい肥で作った野菜はサンドイッチの具材に用いて、エサで育った乳牛のミルクはドリンクの材料になっている。同社では、豆かすのリサイクル率を現在の23%から3年後には50%に引き上げる目標を掲げている。

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