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自分はちっぽけ。でも自己批判は必要ナシ!! エディターズレター(2020年11月25日配信分)

※この記事は2020年11月25日に配信した、メールマガジン「エディターズレター(Editor's Letter)」のバックナンバーです。最新のレターを受け取るにはこちらから

自分はちっぽけ。でも自己批判は必要ナシ!!

 以前投げかけさせていただいた「一緒にサステナを学び、悩んで、考えてくれる業界人大募集」企画については、今も時々返信をいただくなど、高い関心をお寄せいただいております。皆様、ご応募ありがとうございます。年末までには返信差し上げ、年始にはスタートしようと思っておりますので、今しばらくお待ちくださいませ!!

 立候補してくださった方々が打ち明けてくれた志望動機をじっくり読むと、「サステナと向き合う時、なんだかモヤっとしてしまう」問題の原因は、いくつかに収れんされそうです。1つ目の大きな問題は、「自分の仕事が大して変わっていないんだから、世の中や業界、企業、そしてブランドがサステナブルになんかなれるワケない」という、自己批判にも似た現状分析から生まれる「モヤっと」な気がします。

 皆さん、真面目ですね~。地球の未来を変える、世の中のシステムを変える、業界のルールを変える取り組みのハズなのに、「私の仕事は、何一つ変わっていない!!」と感じて自分を責めたり、所属する組織や業界に対して憤ったり、反対に諦めに近い感覚を抱いてしまったり。そんな方が多いように感じます。

 この問題には一体、どう向き合えば良いんでしょう?まずは、「私のサステナは、Revolution(革命)じゃなくてEvolution(進化)」と割り切って、「チェンジ ~~!!」みたいなRevolutionを訴える取り組みについては刺激を得つつも「頑張って!!」とエールを送るくらいに留め、それと自分を取り巻く現状を比較するのなんてやめましょう。「チェンジ ~~!!」とおっしゃっている皆さんは、多分、ずっと前から少しずつ取り組んでいるのです。私たちが、ハナっから追いつけるハズありません。私は、そもそも追いつかなくちゃいけないかどうかさえ懐疑的です。

 最近、この「お手紙」に何度かご登場いただいているコンサル企業のCEOによる提案(詳しくは、絶賛販売中の「WWDジャパン」をどうぞ!)は革命的で、実現したらモノすごいインパクトが生まれそうな気がします。だからこそ私はエールの代わりに、彼の提案の記事化を担当させていただきました。でも、そんな自分の取り組みは、ずっとずっとちっぽけです。どんなに頑張っても、CEOによる理論が実現した時に期待される巨大なインパクトには、現状とても敵いません。でも私は、だからと言ってコンサル企業のCEOの方が、私より尊いとは思いません。そこに貴賎はない。実現したら大きなインパクトを放つ理論の提唱者は、先導役としてはスゴい。でも「ファッション&ビューティ業界人が共感し、自分ごと化」できる存在としての役割については、私は、CEOより優っているかもしれないのです。だから、打ちのめされたり、相手を羨んだり、自己批判したりなんて必要ナシ!!「私は、私でいいんだ。だから、私のやり方で」と自己肯定し、いろんな人の意見を聴きながら、「目指す私」を随時軌道修正できれば良いのでは?と思うのです。大丈夫。今サステナについて思いを馳せることができている時点で、私たちは、もう前に進んでいます。

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