ビューティ

ビューティは隣の業界のお手本に

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 媒体(ファッション週刊紙「WWDジャパン」をファッション&ビューティ週刊紙にパワーアップ)と組織(WWDビューティ編集部をWWDJAPAN.com編集部に統合)の双方でファッションとビューティを融合し、「ONE WWD JAPAN」を宣言した昨年9月に向けて、私はこのコラムで、ファッション業界には「ビューティをナメるな」、そしてビューティ業界には「ナメられているように感じても、ファッションを必要以上に敬遠するな」との本音を吐露した。ファッション&ビューティ業界には、ファッションが上位でビューティ(コスメ)はその次、ヘアはさらにその下という、本当に不可思議で弊害でしかないヒエラルキーが存在してきた。その完全瓦解を目指し、双方にメッセージを送ったつもりだ。(この記事はWWDジャパン2021年1月25日号からの抜粋です)

 あれから数カ月、本号のCEO特集に際して可能な限りのビューティ企業の取材に立ち会った今、ビューティ業界への思いは少しずつ変化している。

 「どうか、ファッション業界のお手本になってください」。そんな思いは膨らみ続け、いよいよ抑えきれなくなってきた。

 今回のCEO特集は、ファッション&ビューティ企業のトップに「2040年のビジョンは?」と聞いた。コロナ禍で明日をも知れぬ時代に酷な質問なのはわかっている。でも、こんな時代だからこそ20年後のドキドキやワクワクを聞いてみたい、そして私たちはトップが夢想するドキドキやワクワクを全部集めて、ファッション&ビューティ業界がドキドキ・ワクワクする世界であることを伝えたい。そんな想いから、徹頭徹尾こだわった。

 各社トップの答えは、どうだろう?一目瞭然だと思うので明言するが、総じていえばビューティの方が、ファッションよりドキドキ・ワクワクする未来を垣間見せてくれた。そのドキドキやワクワクは途方もなく荒唐無稽な未来の夢ではなく、現在のビジネスや過去からの哲学上にキチンと立脚している。なぜだろう?イロイロ考え、2つの要素が大きいのではないか?と考えた。

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