ビューティ

ボビイ・ブラウンが新メイクアップブランドで再出発 D2Cのクリーンビューティ

 メイクアップアーティストのボビイ・ブラウン(Bobbi Brown)は10月26日、新メイクアップブランド「ジョーンズ ロード(JONES ROAD)」を発売した。自身の名を冠したメイクアップブランド「ボビイ ブラウン(BOBBI BROWN)」を1995年にエスティ ローダー カンパニーズ(ESTEE LAUDER COMPANIES)に売却後、2016年にブランドを離れている彼女は以降、栄養士の資格を取得してウエルネスブランド「エボリューション_18(EVOLUTION_18)」を立ち上げたり、自身のサイト「justbobbi.com」をスタートしたり、さらには夫とニュージャージー州にあるホテル「ザ ジョージ ホテル(The George Hotel)」をデザインしたりするなど、さまざまな分野で活動してきた。4年ぶりとなるメイクアップブランドのローンチは、業界筋によるとエスティ ローダーとの競業避止義務契約が10月26日付で終了したために、このタイミングで行われたのだという。

 「ジョーンズ ロード」はあらゆる年齢や肌タイプ、肌色に対応し、クリーンなフォーミュラを特徴とする。また、スキンケア成分も多く配合し、つけ心地にもこだわった。全て公式ECサイトのみで販売するD2Cブランドだ。1991年に立ち上げた「ボビイ ブラウン」のフィロソフィーでもある、ナチュラルで素肌を生かしたメイクの考えはそのままだ。ただ新ブランドでは、さらに使う製品数を絞ったという。まずは色付きのマルチバーム“ミラクルバーム”(38ドル、約3900円)やマスカラ(26ドル、約2700円)、ふっくら仕上がるリップグロス(26ドル、約2700円)、リップグロスとペンシルアイライナーのセット(68ドル、約7000円)、アイシャドウの6SKUをそろえる。来年1月には、スティックファンデーションも発売予定だ。

 ボビイはエスティ ローダー カンパニーズを退社後、より自分らしさを取り戻せたという。「これまではスタイリストやPR担当、ドライバーが専属でいた。独立してからは自分の足でスタジオにジーンズとスニーカー姿で行き、メイクアップもセルフでやるようになった。シンプルでナチュラルな自分でいること、自然体でいることが最も自分らしいと感じた」と話す。そのような考えは、最近の若い女性のメイクアップのあり方にも通ずるものがあるという。「最近の子たちはコンプレックスを隠すのではなく、コンプレックスを個性として生かすようなメイクをしている」と話し、「ジョーンズ ロード」はまるでメイクアップをしていないかのような自然体でナチュラルなメイクをかなえると説明する。

 ブランド名は、ナビゲーションアプリ「ウェイズ(WAZE)」で見つけた通りの名前だそう。「昔ながらの、みんなから信頼され由緒あるブランドの名前のように聞こえたの。それが気に入って、ブランド名に選んだ」と話す。また、「ボビイ ブラウン」のように10億ドル(約1040億円)規模のブランドに育てる計画はないという。売り上げ目標は明かさなかったものの、業界筋は初年度の売り上げは2000万ドル(約20億円)に上ると予測する。

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