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編集長は先月何した? 「エルメス」で馬を追いかけ、アデライデ母娘と弾丸トーク、「サカイ」阿部さんをインタビュー

 8月に入りイベント取材が少しずつ増えてきました。オンライン取材は落ち着いて話が聞けるし効率がよいから悪くない!と思っていたこの数カ月ですが、いざリアルに人に会って服を見て話を聞くと自分のボルテージの上り方がオンラインよりも断然速くて高くて、単純に楽しいです。人と会う回数は減ったけれど、その分1回ずつが濃密で味わい深いですね。最近の自分のテーマは「欲望」。今私たちはどんなもの・ことに欲望を喚起させるのか、そんなことを考えながら取材をしています。

8月7日(金)
「エルメス」丸の内店に
本物の馬が現れ、追いかける

 「エルメス(HERMES)」が1979年に日本初の店舗を構えたのは丸の内。その丸の内店がリニューアルオープンしました(当初の場所からは移転しています)。街路樹と石畳が特徴の丸の内仲通りは東京のど真ん中とは思えない穏やかな空気があり、店舗2階は避暑地のホテルの一室のようです。オープンを祝して店舗前に登場したのは美しい馬!花を摘んだ荷台を引いてゆっくり歩き通行人に花をプレゼントしていました。その凛々しい姿に惹きつけられてしばらく近辺をぐるぐる。「エルメス」独特のカルチャーには場の空気や時間の流れを一瞬にして豊かに変える力があります。

8月19日(水)
「サカイ」阿部さんを取材。
“仕事が好き”を再確認

 「サカイ(SACAI)」のコンセプトは21年前の創業以来変わらず「日常の上に成り立つデザイン」です。その日常が突然こんなに変わってしまった今、デザイナーの阿部千登勢さんは何を思い、「サカイ」をどうデザインをしているのでしょうか?と、いうことを直接聞きたくてインタビューに来ました。阿部さんと自分に共通点があるとしたら“仕事が好き”(笑)。そして尊敬する人の仕事を文字に残せるこの仕事が私は好きです。取材した内容は「WWDジャパン」9月7日号にたっぷり掲載したのでぜひお読みください!

8月25日(火)
高島屋、伊勢丹、西武。
百貨店特選は案外元気

 「何が売れましたか?」と聞いて回る定例の取材で高島屋、三越伊勢丹、そごう西武などをはしご。春夏は休業期間が長かったから厳しいだろうという予想に反して各社健闘でびっくりです。旅行に行けない分、日常の我慢を買い物で解消!している人が多いそうです。

 百貨店は元気がないとか、ファッションは元気ないとか言われがちだし、私たちも言いがちだけど必ずしもそんなこともなく、オンライン接客などあれこれ工夫をしてむしろ好調だったりしています。メディアはリモート取材が増えて売り場も見ずに語るケースが増えているのかも。イカン!ですね。対面取材はもちろん極力避けますが、売り場は開いているのだから極力自分の目で見に行こうと思います。

8月25日(火)
アデライデ長谷川家とのランチで
大切な時間を思い出す

 9月1日開業の「フォーシーズンズホテル東京大手町」の最上階に「アデライデ(ADELAIDE)」がキュレートするライフスタイルストア「ザ スパ ブティック バイ アデライデ(THE SPA BOUTIQUE BY ADELAIDE)」がオープンとのことで「アデライデ」の長谷川真美子・左希子母娘に会いに行きました。彼女たちとは定期的に弾丸トークをする仲ですが、今回もすごかった。ホテル内ショップの常識を覆す同ストアのいきさつや品そろえに関する話を聞けば、「このコロナ下の数カ月にそんな大変な仕事をしていたの!?」とあんぐり、です。

 ランチは同じく開業直前のフレンチ「エスト」。ラグジュアリーなホテルでの食事も久しぶりでこういった時間は大切!としみじみ思いました。天井が高く、良い香りがして、眺めがよくて静か。そんな空間に身を置けば遠くに行けずともリフレッシュはできますね。

8月26日(火)
紙パックの水「ハバリーズ」が
届き“おしゃれ”と思う

 「WWDジャパン」がサステナビリティの取材に力を入れていることを知ったPRの知り合いから紙パックのナチュラルウォーター「HAVARY`S(ハバリーズ)」が届きました。紙パックの水は日本では初だとか。まさに、いいね、です。

8月27日(水)
「パトゥ」のポップアップで
バイヤーの情熱に触れる

 この方は、「パトゥ(PATOU)」の日本の窓口であるイザの田中タキ代表です。彼女を見ているとインポーターの情熱ってこういうことだよね、と思います。デザイナーのギヨーム・アンリ(Gillaume Henry)の才能にほれ込み、ギョームが手掛けることになった「パトゥ」にほれ込み奔走。ほれ込んだ商品を日本の人に伝えたい、それがインポーターという仕事の原点でありすべてなんだと思います。メディアも一緒ですけどね!そして「パトゥ」は文句なしにカワイイです。

8月31日(月)
8月発行号を振り返る&
在宅勤務のお供

 今月はデニム、ジュエリー、サステナビリティなど、アイテム&テーマ特化型の特集が多いかな。「WWDジャパン」にはマニアックなまでに一分野を突き詰めるタイプの記者が多いのですが、その力を発揮しています。8月31日号からはファッション&ビューティを横断する特集がスタート。ぜひ読んでください!

 そして在宅勤務のお供は5枚目の写真です。フォトグラファー小田駿一さんが緊急事態宣言下の渋谷の飲食店を応援しようと立ち上げたクラウドファンディングに参加し、そのリターンとして選んだ写真が届きました。自宅の部屋で原稿が煮詰まると立ち上がって、6枚目の写真のほうき(?)でちょこっと掃除をして気分転換しています。

最新号紹介

WWD JAPAN

2020年春夏、コロナ禍でも売れたものは何だった? 富裕層の高額品消費意欲は衰えず

「WWDジャパン」9月21日号は、「2020年春夏、有力店で売れたもの」特集です。WWDで毎シーズン恒例となっている有力店の商況調査ですが、コロナ禍に見舞われた今春夏は、多くの商業施設が営業を再開した6~7月の期間で消費動向や好調なブランドを調査しました。化粧品、特選、婦人服、紳士服などの9つのカテゴリー別に各店のデータをまとめています。コロナで大苦戦という声が大半を占めると思いきや、こと特選カテ…

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