ファッション

再生を誓う「ブルックス ブラザーズ」が表参道店をオープン ジャパン社長に意気込みを聞く

 「ブルックス ブラザーズ(BROOKS BROTHERS)」は9月4日、日本における新たな旗艦店として「ブルックス ブラザーズ 表参道」をオープンする。場所は表参道のスパイラルそばで、売り場面積は約330平方メートル。8月30日に閉店したクラシックで重厚感があった青山店とは対照的に、全面ガラス張りのモダンなデザインが特徴だ。

 地下1階、地上2階の3フロア構造で、1階にウィメンズを陳列する。これについて小布施森一ブルックス ブラザーズ ジャパン社長は、「これまでメンズブランドのイメージが強かったと思うが、ウィメンズ強化の表れだ。表参道でウインドーショッピングを楽しむファッション感度の高い女性にアピールしたい」と話す。地下1階にはメンズドレス、2階にはメンズカジュアルをそろえる。

 米ブルックス ブラザーズの破たん以降、日本国内でもネガティブなイメージが付きまとうが、これをどう払しょくする?との質問には、「皆さまに心配をかけてしまったが、表参道店のオープンが明るいニュースとなってほしいし、安心していただける要素としたい。それに見合う今日的なコンセプトと開放感を持つ店舗だ。表参道店を新たな時代のチャレンジの場としたい」と答えた。

 では表参道店に何を期待するのか?小布施社長は、「1979年に青山に日本1号店が誕生した『ブルックス ブラザーズ』にとって、その隣の表参道エリアに新たな旗艦店を構えることができたのは非常に意味深い。既存客には引き続き同エリアで買い物していただけるし、表参道駅に近いトラフィックの多いロケーションのため新客獲得にも期待している」と述べた。

 最後に、「ブルックス ブラザーズ」は再生可能か?またスーツビジネスに未来はあるか?と聞くと、「確かにライフスタイル、そしてそれに伴うファッションスタイルの変化は否めない。ただ、どのように変わろうとも『ブルックス ブラザーズ』はその変化に寄り添い、また進化し続ける力を持っている。ぜひ楽しみにしていただきたい。スーツビジネスの未来も共に作り上げていきたい」と結んだ。

■「ブルックス ブラザーズ」表参道
オープン日:9月4日
時間:11:00〜20:00
定休日:不定休
住所:東京都港区南青山5-7-1

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

東京デザイナーがさらけだす“ありのまま”【WWDJAPAN BEAUTY付録:「第7回 WWDBEAUTY ヘアデザイナーズコンテスト」結果発表】

3月25日発売号の「WWDJAPAN」は、2024-25年秋冬シーズンの「楽天ファッション・ウィーク東京(RAKUTEN FASHION WEEK TOKYO以下、東コレ)」特集です。3月11日〜16日の6日間で、全43ブランドが参加しました。今季のハイライトの1つは、今まで以上にウィメンズブランドが、ジェンダーの固定観念を吹っ切ったことでした。

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。

メルマガ会員の登録が完了しました。