ファッション

「マザーハウス」が自社商品を回収してリメイクする新プロジェクト 循環型の経済を促進

 “途上国から世界に通用するブランドをつくる”を理念にする「マザーハウス(MOTHERHOUSE)」はこのほど、商品のケア、修理、回収、再利用するトータルサービス“ソーシャル ビンテージ(Social Vintage)”をスタートした。ブランド内での商品の販売、回収、リメイクを通してサーキュラーエコノミー(循環型の経済)を促進する。

 “ソーシャル ビンテージ”では客が使用しなくなった「マザーハウス」のレザーバッグを引き取り、工場で解体し、新たな商品として生まれ変わらせる。中古バッグの回収は店舗と配送で受け付け、回収に協力した人には同ブランドの買い物に使える1500円分のポイントを付与するほか、1000円分の途上国への社会貢献として寄付も行う。

 7月22日には、“ソーシャル ビンテージ”の商品第1号であるリメイクシリーズ”リンネ(RINNE)”を発売した。同社の回収したバッグや倉庫に眠った不稼働在庫の素材を再利用したバッグ3型、革小物6型をラインアップ。一品一品異なるバイカラーやトリプルカラーのショルダーバッグは2万7500〜2万9700円で、財布やカードケースなどの小物は7700〜1万1000円。

 マザーハウスの山口絵理子・社長兼チーフデザイナーは「これまでも商品購入後のケアに力を入れてきたが、10〜20個も『マザーハウス』のバッグを持っているお客さまにケア以外の何かサービスを提供できたらと考えていた。役目を果たしたバッグに新たないぶきを吹き込む作業をできたらと、リメイクだと思わないくらいかわいいバッグを作ろうとデザインした。届きやすい価格にすることも重視し、リメイクであってもヒットランキングに入るような商品を目指す」と語る。

 “ソーシャル ビンテージ”では、回収以外にも商品をきれいに使い続けるケアを店頭で行うほか、手入れ方法を動画で紹介している。修理では経年劣化で発生したほつれや破れを最短15分で見積もりを行うオンライン診断も受けている。

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

ストリートスナップで探る22年春夏の「売れるトレンド」/追悼:ヴァージル・アブロー

「WWDJAPAN」12月6日号は「2022年春夏リアルトレンド特集」。緊急事態宣言が明けて約2カ月がたち、都内の繁華街にもにぎわいが戻ってきました。ファッションは世相の写し鏡。世の中の20-30代の女性は今、どんな服装をしているのか?編集部は街に繰り出し、ストリートスナップを実施しました。裏表紙からは、急逝したヴァージル・アブロー(Virgil Abloh)の追悼特集。「オフ-ホワイト c/o …

詳細/購入はこちら