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レナウンが経営破綻 長年の不振にコロナが追い打ち

 レナウンは15日、民事再生手続きに入った。子会社レナウンエージェンシーによって東京地裁に民事再生法の適用が申し立てられ、受理された。負債総額は138億円。主力販路である百貨店での販売不振によって長期にわたって低迷しており、2019年12月期には67億円の最終赤字を計上していた。財務の悪化に加えて、新型コロナウイルスによる店舗休業が決定打になって資金繰りに行き詰まった。今後は再建に向けてスポンサーを探す。

 同社は戦後のファッション業界のリーディング企業だったが、1990年代のバブル崩壊後以降は業績悪化に歯止めがかからなくなっていた。人員削減や事業縮小を繰り返しながら延命し、2010年には中国の繊維大手・山東如意科技集団の傘下に入った。山東如意はレナウンの株式の53%を保有する。だが、その後も業績は浮上せず、赤字とわずかな黒字を行ったり来たりする状況が続いていた。前期(19年12月期)には山東如意の香港子会社から売掛金53億円を回収できず、多額の赤字を計上。3月の株主総会では筆頭株主の山東如意による動議によって、当時の神保佳幸社長と北畑稔会長が退任に追い込まれるなど、迷走が続いていた。

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