ファッション

古着店「シカゴ表参道店」が閉店 周辺エリアの再開発に伴い

 原宿シカゴは、ラフォーレ原宿にほど近い神宮前交差点の一角の「シカゴ表参道店」(本店)を3月24日で閉店した。周辺エリアを再開発する「神宮前六丁目地区第一種市街地再開発事業」に伴うもので、同社が運営する原宿店、神宮前店、竹下店はこれまで通り営業する。今後、「閉店した表参道店に代わる新店の出店も予定している」という。

 シカゴ表参道店は1983年にオープン。ジーンズやスエットといったアメカジアイテムから着物まで幅広くラインアップし、低価格を売りとしていた。ビンテージウエアと共に現行ブランドの2次流通品を扱うスタイルの先駆けでもあった。またヤシの木とビーチをデザインしたネオンサインは原宿のランドマークだった。

【エディターズ・チェック】
四十路男子の僕にとって、シカゴ表参道店は“いつでもそこにあるもの”だった。田舎の中学生だった僕がドキドキしながらあの階段を下りると、そのたびに圧倒的な量の古着に迎えられた。ECなど考えられない時代であり、同級生からの“軍資金”を預かっては、Tシャツやカーゴパンツを買って“鈍行”に揺られて帰途についたものだ。

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

“個”が主役の百貨店特集2024【WWDJAPAN BEAUTY付録:2023年度世界のビューティ企業TOP100】

7月22日号の「WWDJAPAN」は百貨店特集。 個人の価値観が多様化し、コロナを経てオンライン消費がますます浸透しました。百貨店という業態の存在意義すら問われる中、それでも人が集まる店の条件とは何か。決め手は、品ぞろえでも立地でもなく、情熱と個性を持った“人”の存在。百貨店が元々持っていた強みに光を当てたり、その枠を超えて新分野を開拓したりと、編集力やアイデアを駆使して売り場を面白くしようとする…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。

メルマガ会員の登録が完了しました。