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「ガラパゴス」という名の愛すべき古着店

 「ガラパゴス(GALAPAGOS)」という名の古着店が東京・杉並にある。井の頭線の西永福駅で降りたら和田堀公園を目指そう。徒歩15分。それなりに遠い……。公園の中央には釣り堀がある。日がな一日コイに遊んでもらうもよし、併設された食堂「武蔵野園」で「孤独のグルメ」に登場した親子丼と焼うどんを食すもよし。

 もとい、今回の目当ては古着だ。バーベキュー場の脇を抜けると、園内のもう1軒の飲食店「テラスりばぁさいど」がある。その2階が目的地だ。平日も昼から“晩酌”の諸先輩方にひるまず、階段を見つけよう。民家に足を踏み入れる形になるが、おじけづいてはいけない。さらに、その民家(「ガラパゴス」の大家さん)には犬が4匹いてなかなかに吠えられるが、勇気を振り絞ろう。

 かくして、「ガラパゴス」到着である。店主の日景上(ひかげ・すすむ)さんは37歳。ジャーナル スタンダード(JOURNAL STANDARD)、キャピタル(KAPITAL)、ナナミカ(NANAMICA)、「エィス(A)」、スローウエア(SLOWEAR)、「アップル アンド アティテュード(APPLE & ATTITUDE)」で販売、プレス、営業を担当し、2017年10月に“わが城”をオープンした。

 「もともとは物置だった」という物件はネットで探し、独特の立地と「他の人にはたどれないであろう職務経歴」から店名を決めた。営業は正午から18時までの6時間。日景さんは「夏場は20時くらいまで開けるつもりです」とのんびり言う。水曜と木曜が定休日。店内では、懐かしのファミコンをゆっくり楽しめる。

 商品は1980~90年代のアメリカ古着が中心で、アメリカ製の「リーバイス(LEVI'S)」と「チャンピオン(CHAMPION)」の“リバースウィーブ”は「10年かけて、海外出張時や国内のフリマで少しずつ買い集めたもの」。いずれも3800円からと安い。他にもヨーロッパ古着や、日本ブランドの「ウィエップ(WEYEP)」「コパノ 86(COPANO 86)」を新品でセレクトしている。「『ウォルト(W.&.L.T.)』や『ダーク ビッケンバーグ(DIRK BIKKEMBERGS)』など、“アントワープの6人”のアイテムも少しだけどあります」。

 月に1度のペースでバーベキューを企画しており、次回開催は3月17日の土曜日。「手ぶらで来てください。もちろん無料です」と日景さん。古着とバーベキューと少し気の早い花見が楽しめるかもしれない。

■GALAPAGOS
時間:12:00〜18:00
定休日:水・木曜日
場所:和田堀公園内
住所:東京都杉並区大宮2-23-5 テラスりばぁさいど2階