ビジネス

ルミネが3月分の最低保証家賃を減額へ 2011年の東日本大震災以来 新型コロナに苦しむテナントに配慮

 ファッションビル大手のルミネは新型コロナウイルスの感染拡大で、3月分のテナントの最低保証賃料を半額に減少させる。すでにテナントにも通達した。ファッションビルは通常、売り上げに応じた金額(=歩合)を家賃として徴収しているが、同時に売り上げの最下限を決めて最低保証の賃料を算出している。ルミネは切り下げの理由を3月の営業時間短縮やカード会員向けの10%割引キャンペーン中止などを挙げているが、新型コロナの影響で売り上げの低迷に苦しむファッションブランドなどのテナントに配慮した模様だ。ルミネが最低保証賃料を切り下げるのは2011年3月の東日本大震災以来。大手のルミネが踏み切ったことで、他のファッションビルにも広がる可能性がある。

 対象になるのは、最低保証の売り上げの半分に満たないテナント。4月分以降の賃料については未定という。

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

Timeless, Yet New 変わらない吉田、世界を変える【WWDBEAUTY付録:今こそ立ち上がれ、日本化粧品】

「WWDJAPAN」12月22日&29日合併号は、創業90周年を迎えた吉田カバン総力特集です。「ポーター(PORTER)」「ラゲッジレーベル(LUGGAGE LABEL)」「POTR」の3ブランドを擁し、日本を代表するカバンメーカー・吉田のモノ作りに迫ります。日本が誇る伝統技術を持つカバン職人たちと深い関係を築きながら、最先端の技術・素材を使い名だたるデザイナーズブランドとコラボレーションする相反…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。