ファッション

スウォッチ撤退のバーゼルワールドで運営母体のCEOが辞任

 スウォッチ グループ(SWATCH GROUP)の撤退で揺れる世界最大の時計・宝飾の合同展示会バーゼルワールド(BASEL WORLD)を運営するイベント会社、MCHスイス エキシビション(MCM SWISS EXHIBITION)の親会社MCHグループ(MCH GROUP)のレネ・カーン(Rene Kamm)最高経営責任者(CEO)が辞任した。

 カーンCEOは1999年にバーゼルワールドの運営トップとして同グループに入社。2003年から実に15年近くCEOを務めてきた。アートバーゼルの立ち上げや事業の国際化にも多大に貢献したという。しかしながらグループは、「根本的な変革が必要な時期との認識に基づき、経営上のリーダーシップの交代も迫られているという結論に達した」と述べている。

 スウォッチ グループのフェア撤退表明が引き起こした、大きな地殻変動だ。

 MCHグループは5月末、フェアのマネージング・ディレクターの辞任・交代を発表。さらに7月30日には新マネージング・ディレクターの下、「19年のバーゼルワールドを魅力的なマーケティングとコミュニケーション、イベントの場に変えることに最優先で取り組む」と宣言したばかりだった。

 バーゼルワールドは、17、18の2年間の間に約850ものブランドが出展を取りやめ、16〜18年の3年間で来場者は約15万人から約10万人に激減したとされる。8月末には19年のフェアの詳細な内容を発表するとしている。

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

Is AI GOOD?AIがもたらす「ゲームチェンジ」

「WWDJAPAN」12月1日号は、ファッション&ビューティ業界でいよいよ本格化する“AIゲームチェンジ“を総力特集しました。11月19日のグーグル「ジェミニ3.0」発表を契機に、生成AIは「便利なツール」から「産業の前提インフラ」へ変貌しつつあります。ファッション&ビューティ業界で浸透する生成AI及びAIの活用法とゲームチェンジに向けた取り組みを紹介しています。

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。