
韓国の化粧品口コミサイト「ファヘ(hwahae)」は2月5日、2025年で最も支持を集めた製品を讃えるアワード「ファへ アワード in Tokyo 2026」を日本で初開催した。同イベントは、韓国のユーザーによるリアルな口コミデータを元に構築した「ファヘ」独自の評価軸と、その背景にあるKビューティのトレンドを日本市場に向けて紹介することを目的に行った。
2025年のアワードは「保湿ケア」「エイジングケア」「デイリーケア」の3部門で、約42万点の製品データと1000万件超のユーザーレビューを元に分析し、13ブランドのスキンケアアイテムを選出。「保湿ケア」では、潤いを補給して明るい艶肌へ導く「エスネイチャー(S.NATURE)」の化粧水“アクアオアシストナー”(300mL、2830円)が、「エイジングケア」では、「プレビッツ(FREBITS)」の持ち運びやすい日焼け止めスティックUV“エアフィット サンフィニッシングスティック 02 クリアグリーン”(14g、3500円)が、「デイリーケア」では皮脂や毛穴汚れをやさしくケアする「アイレシピ(IRECIPE)」のクレンジング“セラミドゆずバイオクレンジングオイル”(200mL、2800円)などが受賞した。
受賞ブランドの多くは、日本のオフライン市場ではまだ流通していない韓国コスメだ。現地ユーザーのリアルな支持がそのまま受賞結果に反映されており、Kビューティ市場の“リアル”を感じさせるラインアップとなった。
消費者はニッチインフルエンサーへ信頼を寄せる

さらに同イベントでは、26年に向けたKビューティのトレンド予測も発表した。24年と比較すると、検索ワードは「美白」や「ニキビ」といった漠然とした悩み系キーワードから、「ニキビ ブラックヘッド 角質ケア」といった、より具体的な症状もプラスした検索へと変化。今後は、肌悩みそのものよりも解決策となる成分に注目が集まり、「ナイアシンアミド」や「レチノール」といったキーワードへの関心が高まりつつあるという。
また、化粧品選びにおけるロールモデルも、セレブリティーから“ニッチインフルエンサー”へと移行していると「ファヘ」は分析する。ニッチインフルエンサーとは、フォロワー数は多くないものの、特定のカテゴリーにおいて高い専門性と信頼を持つクリエイターのこと。近年の消費者は「どれほど有名か」よりも、「自分とどれだけ似ているか」を重視する傾向が強まっているという。
「『ファヘ』はアイテムを選びの“基準”に」
「ファへ」は韓国最大級のビューティプラットフォームで、1200万人のユーザー、1000万件以上の累積レビュー数、42万点の製品データを抱える。化粧品選びにおいて、消費者の購入判断に影響を与える信頼性の高い指標として支持されている。25年3月には、日本市場における「ファヘ」サービスのマーケティング展開を加速させるため、化粧品の製造・販売・マーケティングを行う会社のストーリー(STORiiY)と業務提携を締結した。
「ファヘ」を運営するバードビューのキム・ギョンイル社長は、「韓国は、世界で最も美容トレンドの変化が激しい場所。その中でも韓国女性の約80%が、化粧品購入前に必ず『ファヘ』を訪れます。アイテムを検索し、口コミ確認を経て購入に至る。『ファヘ』は単なるアプリではなく、良いビューティアイテムを選ぶ“基準”になっています」とコメント。今後については、「私たちの持つ膨大なデータを、世界の美容好きの方々にも活用してもらえるようアクセシビリティーを広げていく」と、日本市場でのさらなる展開に意欲を示した。