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リシュモンが新時計ブランド設立 EC限定の数万円で買えるサステイナブル

 コンパニー フィナンシエール リシュモン(COMPAGNIE FINANCIERE RICHEMONT以下、リシュモン)は15日、自社で初めて新時計ブランド「ボーム(BAUME)」をゼロからスタートすることを発表した。当面はECだけで販売。ECサイトはすでに立ち上がっており、日本からも購入可能だ。「ボーム&メルシエ(BAUME & MERCIER)」を含め、同社傘下のブランドは、買収などにより取得したブランドだ。180年の「ボーム&メルシエ」の伝統に、現代のサステイナブルな素材を利用する。ラグジュアリーなムードはあるけれどエコフレンドリー、マス向け商品じゃないけれど手が届く価格帯の時計で新客の開拓に挑む。

 当初の商品は、“アイコニック”と“カスタマイズ”の2ライン構成。“アイコニック”は再生PET樹脂を100%利用したアルミニウムなど、アップサイクルもしくはリサイクル素材を用いる。コルクやコットン、リネン、人工皮革の「アルカンターラ(ALCANTARA)」など、最終的には、すべてのパーツを環境に配慮した素材でまかなう計画。動物性素材や貴金属は一切使用しない。メッセージを明確に発信するため、海洋保全のNGOとパートナーシップを締結し、限定ウオッチを発売する。“アイコニック”は自動巻きで1100ドル(約11万9900円)からスタート。

 “カスタマイズ”は、35mmと41mmのサイズを筆頭にさまざまなパーツが自分好みに選べる仕様で、総計2000以上のモデルを提供する。価格は560〜630ドル(約6万2300〜6万8000円)。

 「ボーム」のマリー・シャソット(Marie Chassot)=ブランドリーダーは、「環境について真剣に考えねばならない時に誕生したブランド。自分好みにアレンジできる時計、デザインに優れた時計、手頃な時計、サステイナブルな時計は、すでにマーケットに数多く存在する。けれど、これら全てを網羅する時計は見当たらず、それが『ボーム』をユニークな存在に押し上げる。このブランドで、新たな消費者を魅了したい。『ボーム』は、消費者に信頼される素晴らしい名前だ」と話す。