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スイスの高級時計ブランド「ドゥ・ベトゥーン」に新CEO 「タグ・ホイヤー」の前CEO

スイスの独立系高級時計ブランド「ドゥ・ベトゥーン(DE BETHUNE)」は、新たな最高経営責任者(CEO)として、アントワーヌ・パン(Antoine Pin)=タグ・ホイヤー(TAG HEUER)前CEOを任命した。なお、長年にわたりドゥ・ベトゥーンのビジネス面を率いたピエール・ジャック(Pierre Jacques)前CEOは25年6月に退任し、現在は名誉会長を務めている。

新CEOは時計畑の経験が豊富

パン新CEOは、パリの名門校HECビジネススクール(HEC Business School)を卒業し、1994年にタグ・ホイヤーに入社した。なお、同ブランドは99年にLVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON以下、LVMH)の傘下となっている。2002年には、LVMHが保有するスイスの時計ブランド、ゼニス(ZENITH)にインターナショナル・マーケティング・ディレクターとして加わった。その後、タグ・ホイヤーの日本および韓国事業ジェネラル・マネージャーや、やはりLVMHが擁するブルガリ(BVLGARI)およびベルルッティ(BERLUTI)で要職を歴任。24年7月から26年1月までタグ・ホイヤーのCEOを務めた。

「ドゥ・ベトゥーン」は2002年の創業

「ドゥ・ベトゥーン」は、02年にデニス・フラジョレ(Denis Flageollet)とデイビッド・ザネッタ(David Zanetta)が創業した。開発から製造まで全てを自社で手掛ける独立系ウオッチメーカーで、創業以来30種類以上のキャリバーを開発し、30件近くの世界初となる技術を発表。複数の特許を取得し、独創性に満ちたさまざまなモデルを披露している。17年にザネッタ共同創業者がブランドを離れ、21年には高級時計の中古品プラットフォーム、ウオッチボックス(WATCHBOX、現ザ・1916カンパニー)が過半数株式を取得。同社のジャスティン・リース(Justin Reis)共同創業者兼エグゼクティブ・チェアマンは、ドゥ・ベトゥーンの取締役会会長を兼任している。

26年2月には、LVMHが擁する「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」と協業した“LVDB-03 ルイ・ヴァリウス プロジェクト(LVDB-03 GMT Louis Varius Project)”を発表した。

共同創業者と新CEOのコメント

フラジョレ共同創業者兼マスター・ウオッチメーカーは、「アントワーヌと最初に言葉を交わしたときから、ブランドのカルチャーや独立性、ウオッチメーキングのビジョンに対する彼の深い理解に感銘を受けた。私たちは『ドゥ・ベトゥーン』のエッセンスを守りつつ、あらゆる方法で成長を促していきたいという強い信念を共有している」と語った。

パン新CEOは、「『ドゥ・ベトゥーン』の時計作りに対する誠実なアプローチと、力強い大志に以前から魅了されていた。デニスはウオッチメーキングを通じて世界を理解し、その美しさを表現しようと探求を続けている。メゾンの強みとアイデンティティーについて一切妥協することなく、長期的な目線でその未来をサポートするべく、謙虚さと熱意を持ってさらなる開発と土台の強化に貢献したい」と述べた。

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