
4月にジュネーブで開かれたウオッチズ&ワンダーズ参加ブランドを含む、2026年春の時計の新作リポートは今回で最終回。今回はコンパニー・フィナンシエール・リシュモン(COMPAGNIE FINANCIERE RICHEMONT)以外の企業による最新時計を五つのトレンドに分類し、時計ジャーナリストの渋谷ヤスヒト=オフィス・ノマド代表が解説する。「エルメス(HERMES)」と「タグ・ホイヤー(TAG HEUER)」の時計責任者には、その中でスケルトンやクロノグラフに注力する理由も聞いた。(この記事は「WWDJAPAN」2026年5月18日号からの抜粋です)
TREND:SKELETON
ムーブメントにも及ぶ美を表現
高級時計の真髄の一つ
なぜ出そろったのか?偶然なのか?その理由ははっきりしないが、「エルメス」を筆頭に今年の新作で多かったのが、文字盤やムーブメントの“土台”である地板を可能な限りくり抜いて、内部にある歯車などの動きが楽しめるスケルトンモデル。時計の幾何学的な美しさを堪能できる。時計と向き合う時間が長くなりそうな新作が際立つ。
「エルメス(HERMES)」
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今年の新作のテーマが“スケルトン”。“エルメス H08 スケレット”は、2021年に登場したスポーツウオッチ“エルメスH08”をスケルトン化して、ケースやムーブメントの素材を軽いチタンにした。また「時刻を音で知らせる」ミニッツリピーターの新作“アルソー サマルカンド”も文字盤の一部をスケルトン化。時計のメカニズムが現代的なアート作品として楽しめる。
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