
ここからは、シーズンを象徴する3つのテーマを紹介する。日常に寄り添うクリエイションや、春夏らしいバカンスや海辺で過ごす時間から着想したコレクションは引き続き多いが、今季は「オーラリー(AURALEE)」や「ソウシオオツキ(SOSHIOTSUKI)」(こちらの記事参照)を筆頭にハイブリッドなスタイルが際立った。日常着の提案は、軽やかなテーラリングや薄手の酷暑対策アイテムから、実際の販売時期を意識したレザーアウターやコートまで。そこに非日常的なバカンスに通じるリラックス感や楽観的なムードを加えた着こなしがカギになる。(この記事は「WWDJAPAN」2026年7月6日号からの抜粋です)
EVERYDAY LIFE
「ルメール(LEMAIRE)」
日常着を更新するありふれたものへの好奇心
ショーは街の物音や雨音を拾ったフィールドレコーディングで開幕し、ありふれたものへの「好奇心」を主題に据えた。メンズは浴衣に着想したラップシャツやレザーのマンダリンジャケットが主役。パームリーフのプリントやスモーキーなブラウンが熱帯の生命力を運んだ。降り出した雨の音の演出に合わせ、経年変化を宿すガーメントダイのデニムジャケットが時の流れと呼応した。
「アミ パリス(AMI PARIS)」
自由な感覚を生かしたリアルなミックス
テーマは「人生や自由、日常の幸せ」。よりシンプルな構造で柔らかな着心地に再解釈したテーラードジャケットや共地のネクタイを締めたシャツに、ナイロンのショーツやラガーシャツなどのカラフルなスポーツアイテムを合わせた若々しいスタイルが並んだ。クロップ丈のニットやポロシャツ、Tシャツの重ね着も、若者のリアリティーを映し出す。
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