
盛岡は、米「ニューヨーク・タイムズ(The New York Times)」紙の「2023年に行くべき52カ所」に選出された街だ。盛岡のもう一つの顔は、東北ファッションの聖地。「ヘラルボニー(HERALBONY)」の拠点として盛り上がっているが、それだけではない。日本でいち早く「クロムハーツ(CHROME HEARTS)」を販売した伝説のアパレル企業ガルフがある場所だ。弊紙2月23日「地方セレクトショップ特集」で登場した「生活芸術」の小野公洋代表は同社出身。同代表に東北ファッションの聖地、ディープな盛岡を案内してもらう。(この記事は「WWDJAPAN」2026年3月9日号からの抜粋で、無料会員登録で最後まで読めます。会員でない方は下の「0円」のボタンを押してください)

アグレアブルモン
思わず会話に花が咲く
盛岡ファッション重鎮の店
「アグレアブルモン(AGREABLEMENT)」は、大森教志代表が2000年に創業したセレクトショップだ。外観はまるで、米ロードトリップ映画に出てきそうな雰囲気。店内には、国内外から大森さんが長年培った目でセレクトした洋服やグッズが数多く並ぶ。扱うブランドは、「ティグルブロカンテ(TIGRE BROCANTE)」や「スローハンズ(SLOW HANDS)」など。新品だけでなく、古着もミックスした楽しみ方を提案している。大森さんによる独特のセレクションとマンツーマンの接客により、大学生から70代まで幅広い層が来店する。誰もがワクワクしながら店をのぞき、店主との会話を楽しみ選べる昔ながらのセレクトショップとして愛されているそうだ。小野さんの声掛けで同店に、ガルフ出身3人が集まりファッション談議に花を咲かせた。ガルフは1990年代に「ジャンポール・ゴルチエ(JEAN PAUL GAULTIER)」「ポール・スミス(PAUL SMITH)」「ドルチェ&ガッバーナ(DOLCE&GABBANA)」といった当時、地方ではほとんど扱われていなかったブランドをいち早く販売していた。大森さんはガルフの正社員第一号でマネジャーなどを歴任。中坪洋二さんは在職中に「ポール・スミス」盛岡店の店長など任されていたが、現在はフリーのファッション・アドバイザーとして活躍。バイヤーだった小野さんにとって2人はファッションの楽しさを教えてくれた“マスター”だという。3人共、地元のガルフでファッションに目覚め、今では盛岡のファッションをリードする存在になっている。
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