SNSの世界で人気のインフルエンサーには、リアルな人間ではなく、AIのデジタル作品である“人物”もいる。AIインフルエンサーはソーシャルコマースを揺るがし、クリエイター経済をAI作品の経済へと変貌させてしまうかもしれない。(この記事は「WWDJAPAN」2025年11月24日号からの抜粋です)
AIの影響は
インフルエンサーにも及んできた
Rozy(フォロワー数17万2000人)、Shudu(同23万9000人)、Imma(同38万9000人)、Lil Miquela(同250万人)、Magazine LuizaのLu do Magalu(同710万人)らのAIインフルエンサーは、すでにInstagramで膨大なファンベースを獲得。ファッションから自動車まで、彼らと協業しようとするブランドは数多い。しかし今AIの飛躍的進歩により、かつてないほど説得力のある新しいタイプのバーチャルインフルエンサーが登場している。アイタナ・ロペス(Aitana Lopez、IGアカウントは@fit_aitana)のような人物だ。バルセロナを拠点とするAIモデルエージェンシーのザ・クルーレス(THE CLUELESS AGENCY)によって誕生したロペスは、今年初めにスペイン初のAIファッションモデル兼バーチャル・インフルエンサーとして登場。そのスタイルと雰囲気は本物と見分けがつかず、現在38万3000人のフォロワーを抱えている。
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