メンズウエアの豊富な知識に基づいた説得力　「メーカーズシャツ鎌倉」庄子晃功さん

PROFILE: 庄子晃功／メーカーズシャツ鎌倉 国内リテール部 チーフマネージャー

PROFILE: （しょうじ・あきなり）在籍9年間にわたり、オーダースーツのフィッターとしての技術と接客経験を培う。現在は国内店舗の運営サポートを行うとともに、外商部の責任者として国内外のトランクショーやセミナーに参加。後進の指導・育成に加え、スタッフの新たな活躍の場を切り拓くべく、現場勤務・営業を横断的に行っている　PHOTO : TAMEKI OSHIRO

店頭販売に加え、社内外でのセミナー講師など人材を育成する立場としても活躍し、忙しい毎日を過ごす。庄子晃功さんは学生時代のアルバイトから入社。シャツ販売の実績に加えて重衣料オーダーのスキルが認められ、新設された外商部に抜擢された。今年3月に上海で開催した4日間のトランクショーでは、単身で現地に赴き、1000万円の売り上げを作った。「オーダースーツについては特別な技術が求められます。特に体形補正については、補正による変化を実際に体験したいと思い、『テックステック』（同社の重衣料ブランド。現在は事業を譲渡）のスーツを毎シーズン4着オーダーしていた時期も。なで肩や猫背といった体形の特徴別に補正箇所を変えて、細かく研究しました」。（この記事は「WWDJAPAN」2025年9月22日号からの抜粋です）

シャツを探しにきた男性に、
“三種の神器”を売る自信あり

庄子さんが得意とするのは商品のセット売りだ。来店客からは、ビジネススタイルの知識をイチから教えてほしいという声が多いという。