ファッション
特集 東コレ2026年春夏 第4回 / 全8回

【26年春夏東コレで見つけた潮流3】AIには生み出せない手仕事の価値

有料会員限定記事

【26年春夏東コレで見つけた潮流3】AIには生み出せない手仕事の価値

デジタルとAIがファッションを席巻する時代にあっても、人の手が生む温かみの価値は揺るがない。布を織り、染め、刺しゅうを施す過程で宿る偶然性や個体差は、技術が進化しても代替できない領域だ。その事実をデザイナーらは今回の東コレで鮮明に示した。伝統工芸やデニム加工、ダメージ表現を通じて、経年変化を新鮮に見せるブランド、あるいは数十種の素材を縫い合わせながらAIにはたどり着けないクラフト感を表現するブランド。共通するのは、手仕事が生む不完全さを魅力と捉えるまなざしだ。AIに負けない目利きと技術力を武器に、東京発のクリエイションは職人技に裏打ちされたラグジュアリーとして存在感を示している。(この記事は「WWDJAPAN」2025年9月15日号からの抜粋です)

ファンダメンタル(FDMTL)

DESIGNER/津吉学

2005年の立ち上げ以来、経年変化に魅了され、インディゴやデニムを主役に“着るほど愛着の湧くプロダクト”を提案してきた。今季はジャケットやジーンズを上下反転や解体で再構築するなど、ユニークなアプローチを模索。デザイナーが収集するボロ布からの着想は、精緻なダメージ加工やメッシュ地への転写プリントで幅広く表現し、細部にこだわったタイダイのスエットパーカも存在感を放った。変化を楽しむ姿勢がインディゴの可能性を広げている。

ヴィヴィアーノ(VIVIANO)

DESIGNER/ヴィヴィアーノ・スー(Viviano Sue)

DESIGNER/ヴィヴィアーノ・スー

“人の手による個体差に
静かな反骨心を宿す”

この続きを読むには…
残り1349⽂字, 画像9枚
この記事は、有料会員限定記事です。
紙版を定期購読中の方も閲覧することができます。
定期購読についてはこちらからご確認ください。

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

2026-27年秋冬メンズコレ特集Vol.1   時代を超えて愛される服の価値とは

2月2月号の「WWDJAPAN」では、1月の2026-27年秋冬メンズ・ファッション・ウイークを速報します。当号では“BUILT TO LAST 時代を超えて、愛される服 ”というタグラインを掲げ、単なる流行の消費ではなく、着る人の人生に寄り添い、時間の経過とともに価値を深めていく服のあり方について考えます。最大のトピックスは、37年にわたり「エルメス」のメンズを牽引してきたヴェロニク・ニシャニア…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。