ファッション

【スナップ】かぎ針編みの帽子が流行中 コペンハーゲン・ファッション・ウイーク2026年春夏

コペンハーゲン・ファッション・ウイークが8月4日(現地時間)に開幕した。来場したファッショニスタたちの間で、かぎ針編みの帽子が伝統的な夏用帽子に代わる新しい夏のトレンドのようだ。

ニュートラルなカラーから鮮やかな色合い、ビーズを施したデザインなど多様な帽子が登場しており、なかでも、ルクセンブルクを拠点とするブランド「クロン02(Kroon 02)」は人気ブランドの1つだ。フリンジやクリスタル、ラフィア素材などを使用した豊富な種類をラインアップし、価格は210ユーロ(約3万6000円)から提供している。ほか同様のシルエットの帽子を販売しているのは、「ジョルジオ アルマーニ(GIORGIO ARMANI)」の編み込みのビーニー(6万8200円)や、「プラダ(PRADA)」のラフィア素材のベレー帽(1100ドル、約16万2000円)などがある。

ノスタルジックなかぎ針編み帽子のルーツは、1800年代後半〜1910年代初頭に女性が寝ている間に髪のカールが絡まらないよう使用していたナイトキャップだ。その後20年代には、スカルキャップとしてフラッパー・ファッションの一部に、50年代には水泳帽として認識された。70年代になると、ポップスターやヒッピーの代表的なアクセサリーになっていった。

90年〜2000年代初頭には、俳優のキャメロン・ディアス(Cameron Diaz)やアン・ハサウェイ(Anne Hathaway)がスタイリングに取り入れ、再び人気を取り戻した。

スタイリストのレオン・グレイ(Leon Gray)は」、「かぎ針編みアイテムの流行を見ると、皆が大好きなアシスタント、映画『プラダを着た悪魔』のアンディを思い出す。映画では、トラペーズコートと合わせた60年代風のコーデで、帽子を面白くスタイリングしていた」と米「WWD」に話す。

またグレイによると、このトレンドは異素材を組み合わせるコーデを楽しむ良い機会になるという。「私は対照的な素材と技術をミックスした服装を作るのが好き。かぎ針編み帽子にシルクやシフォンの服を合わせたら、パーティーにもぴったりのユニークなルックになるだろう。それから、完璧な北欧スタイルにもなる」と話した。

コペンハーゲンは現在気温が15度程度のため、インフルエンサーたちはカラフルなセーターや、軽いジャケットやコートと合わせてコーディネートしていた。秋に向け、かぎ針編み帽子は更に人気を増す予感だ。

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