ビューティ

ヘアサロン「サイドバーン」太市代表が死去、享年59

 ヘアサロン「サイドバーン(Side Burn)」の太市代表が10月14日深夜、自宅で急逝した。死因は急性心筋梗塞、享年59歳。

 同サロンの公式サイトによると、葬儀は故郷の福島で近親者のみで執り行い、社葬、お別れの会などは昨今の状況を鑑み、現在予定していない。

 太市代表は1962年、福島県出身。都内有名サロンを経て、95年に東京・表参道に「サイドバーン」をオープン。98年には業界最高峰のアワードとされる“JHA”でグランプリを受賞。“カリスマブーム”をけん引した。

 美容師でありながら、作詞・作曲・ボーカル・ギターをこなすミュージシャンとしても活動し、 15年にはブラジルに渡り、“路上カットドキュメントムービー”を制作し話題になった。

 カット技術を真摯に突き詰める一方で、マルチな活動にも取り組むことで美容師の可能性を広げようという姿勢は共感を呼び、業界にはファンも多い。同サロンのスタッフたちは公式サイトで、「太市の作ったこの『サイドバーン』を守っていこうと思います」との決意を表明している。

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