ビューティ

「旭日小綬章」を受章した美容業界の立役者 滝川の滝川晃一会長が死去

 理容・美容・エステティック・ネイル用品の総合商社、滝川の滝川晃一・会長が10月17日、慢性腎不全による多臓器不全のため東京都内の病院で亡くなった。享年81歳。

 故人の遺志により、葬儀は近親者のみで執り行われた。改めて“お別れの会”を行う予定だが、10月29日現在、会の日時など詳細は未定だ。

 滝川晃一氏は1939年生まれ。58年に同社の前身で父親が経営する滝川商店に入社し、70年に社長に就任。79年に滝川商店を滝川に改称してからも社長を務めて事業を成長させたほか、滝川エステティック学院の開校、タキガワネイルアカデミーの開講などの教育事業、中国との理美容文化交流などにも尽力。社交的な人柄から取り引き先を広げ、理容・美容・エステティック・ネイルという4つの業界に太いパイプを持つという唯一無二のポジションを築き上げた。2004年に会長に就任してからも、リーマン・ショックなどの荒波の中、“縁の下の力持ち”として業界を支え続けた。

 また、東京理美容品卸商業協同組合最高顧問、美容週間振興協議会理事長、日本ネイリスト協会最高顧問、日本エステティック振興協議会理事長など数々の美容業界団体の役職を務め、消費者の間で問題が起こるときめ細かに対処するなど業界の発展と健全化に大きく貢献。そうした活動が評価され、17年の春の叙勲では“旭日小綬章”を受章した。受章を祝う会には750人もの関係者が集まったという。

 そうした活動の一方、研修所兼保養所“タキガワ伊豆ビューレック”の刷新や、ゴルフ大会“滝川ゴルフジャンボリー”の開催など、社員や業界関係者のコミュニケーションの機会の創出にも積極的に取り組んだ。プライベートでは愛犬家としての一面も持ち、時には会社に連れてきて周囲を盛り上げるなど誰からも愛される人柄で、突然の訃報には数多くの悲しみの声が寄せられている。

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

辻愛沙子と語り合う業界に必要な新しい教養 見た目に伴う先入観や偏見を考えよう

6月14日号の「WWDJAPAN」は、社会派クリエイティブを追求する辻愛沙子アルカ最高経営責任者(CEO)監修のもと、社会課題にまつわる“新しい教養”を対話しながら学びます。コーヒーを片手に社会問題を語り合う、大人に向けた新しい教育の場「ソーシャルコーヒーハウス」を立ち上げた彼女と、ファッション&ビューティ業界だからこそ大切に考えたい、見た目や容姿にまつわる偏見や先入観について対話します。一般的に…

詳細/購入はこちら