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バロック3〜8月期は2億9000万円の最終黒字

 バロックジャパンリミテッドの2021年3〜8月期は、営業損益が5億2000万円の黒字(前年同期は4億4000万円の赤字)、純損益が2億9000万円の黒字(同9億1000万円の赤字)だった。売上高は前年同期比26.9%増の265億円。国内ではコロナ感染第5波で店舗の売り上げが伸び悩んだものの、好調なECがカバー。海外でも消費が回復した中国がけん引役となり、最終黒字となった。

 国内事業の売上高は前年同期比27.2%増の235億円、営業損益は2億7100万円の黒字(前年同期は7億2900万円の赤字)。EC売上高は同14.1%増だった。「アズール バイ マウジー(AZUL BY MOUSSY)」など売り上げ構成の4割を占めるSC販路が同27.9%増と大きく復調。次点の百貨店販路(売り上げ構成の約3割)も同16.7%増と健闘した。

中国事業の売上高(卸売とロイヤリティの合算)は同37.6%増の31億円、損益合計は3億7100万円の黒字(前年同期は1億7500万円の赤字)。村井博之社長は「中国で戦うためのノウハウが蓄積されてきた。企画の的中率が改善し、適量の仕入れもできるようになってきている」と自信を深める。

連結では、セール販売の抑制により売上総利益が前年同期比30.9%増、販管費率が同2.4ポイント改善し、利益を押し上げた。8月末時点で国内店舗は11の純増、中国は25の純増。

 22年2月期通期予想は期初計画を据え置く。売上高が前期比18.1%増の597億円、営業利益が同76.0%増の23億円、純利益が3.4倍増の13億円を見込む。

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