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トランジットが不動産の関連会社リアルゲイトをサイバーエージェントに売却

 ファッション&ビューティ業界とのつながりが深いトランジットジェネラルオフィスグループ(中村貞裕社長)は7月1日、シェアオフィスを企画・運営するリアルゲイト(岩本裕代表)の保有する全株式をサイバーエージェント(藤田晋代表)に売却すると発表した。売却額は、「WWDJAPAN」推定で60億円強。サイバーエージェントはリアルゲイトの過半数以上の株式を取得し、同社はサイバーエージェントグループの連結子会社になった。

 リアルゲイトは2009年から東京都心部、渋谷エリアを中心にシェアオフィスなどを60棟企画、運営している。サイバーエージェントグループの一員になっても経営体制は変わらず、ITとクリエイティブな不動産の融合を推進し、自由なワークプレイスや街づくりの発展への寄与を図り、早期の株式上場も目指す。トランジットは今後もリアルゲイトによるシェアオフィスなどの空間づくりで協業を進める予定だ。

 リアルゲイト株の売却益によって、トランジットは新型コロナウイルスの拡大に伴いダメージを受けた飲食・イベント業などで発生した負債を解消、さらにアフターコロナを見据えた新事業へと一気に舵を切るとみられる。

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