ワコール新社長のもと卸事業で反転攻勢 “新・解放系”のブラジャーは好調

企業動向決算

2018/6/1 (FRI) 07:45

 ワコール(WACOAL)は4月1日に就任した伊藤知康・新社長のもと、19年3月期は苦戦している卸事業で「反転攻勢をかける」。18年3月期は、主力商品のブラジャーで同社が“新・解放系”と呼ぶ「ゴコチ(GOCOCI)」「きちんと楽ブラ」などのノンワイヤ中心の商品群が売り上げをけん引したものの、卸先の百貨店・量販店の閉店による在庫調整で苦戦。閉店は今期も続くと見るが、生産性の向上、人員配備の効率化によっててこ入れをはかる。今期は売上高が前期比1.0%増の1076億円、営業利益が同15.5%減の41億円の見込み。

 効率化のために、これまでワコールブランド事業本部、チェーンストア事業本部、ウエルネス事業部などに分かれていた卸の事業部を4月から卸売事業本部として一本化した。取引先店舗の特性によってブランドの垣根を越えた商品構成を行い、商品のダブりや抜けを減らす。また、これまで「ワコール(WACOAL)」「ウイング(WING)」で別の販売員を立てていたチェーンストア(量販店)の店舗では、同一の販売員が両ブランドの接客を行う。材料調達、生産管理などもブランド横断で行い、スケールメリットを出す。卸売事業本部の今期の売り上げ目標は、前期比0.2%増の852億円(組織改編により、集計方法は前期と変更している)。

 小売事業では、不採算店舗の撤退を進めた前期の流れを踏襲し、今期も収益基盤の強化をめざす。直営店舗数は前期末で152。今期は7店出店、6店退店の予定。店舗運営の効率化のために、RFID(無線電子タグ)もアンフィ(AMPHI)業態から順次導入する。今期中に、百貨店、専門店販路でオムニチャネルサービスをスタートするというが、具体的な内容は未発表だ。自社ECでのチャット接客は今期中に開始する予定という。

 前期の売上高は、17年3月期比1.7%減の1065億円、営業利益は同12.2%減の48億円だった。販売管理費の増加やオムニチャネルサービスなどへのIT関連投資が減益の要因になった。

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