ファッション

ワコールHD、海外事業の売上高7%増 米国や中国が好調

 ワコールホールディングスの2018年3月期連結業績(米国会計基準)は、売上高が前期比0.1%減の1957億円、営業利益が同13.3%増の125億円、純利益が同22.2%減の97億円だった。

 国内ワコール事業は百貨店、量販店向けの卸売り事業が苦戦し、売上高は同1.9%減の1160億円で終わった。一方、海外ワコール事業は、EC販売の好調に加え、欧米と中国の既存店が堅調に推移して7.2%増の518億円だった。

 営業利益が回復した要因は、国内の卸売事業における返品高の削減など経営効率を高める施策に取り組んだほか、海外の増収によるところが大きい。子会社の工場用地退去に伴う補償金収入を計上したことや、前の期にフランス子会社の清算手続きに伴って計上していた一時的な費用がなくなったことも寄与した。

 国内ワコール事業では「ワコール(WACOAL)」ブランドの快適性を追求したブラジャー“ゴコチ(GOCOCI)”の店頭販売額が同2.9倍と急伸し、ブラジャーの売上げをけん引。また、直営店を横断して展開するブラジャー“ブラジェニック(BRAGENIC)”の売り上げが同54%増と大きく伸び、主力の直営店「アンフィ(AMPHI)」を中心に会員顧客数が66万人を超えた。ウェブストア事業では、電話による受注対応の強化やビューティアドバイザーによる相談サービスを開始したことで、売上高が同14%伸びた。 

 米国のワコールインターナショナルでは、自社EC、他社ECともに成長して売上高が同3%増。ワコールヨーロッパでは、豊満体型女性向けの下着ブランド「エロミ(ELOMI)」などの貢献で同3%増、中国ワコールは既存店の売上高が底上げされことで同10%増だった。
 
 19年3月期は、売上高が前期比2.2%増の2000億円、営業利益が同20.2%減の100億円、純利益が同2.6%増の100億円を予想する。

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

辻愛沙子と語り合う業界に必要な新しい教養 見た目に伴う先入観や偏見を考えよう

6月14日号の「WWDJAPAN」は、社会派クリエイティブを追求する辻愛沙子アルカ最高経営責任者(CEO)監修のもと、社会課題にまつわる“新しい教養”を対話しながら学びます。コーヒーを片手に社会問題を語り合う、大人に向けた新しい教育の場「ソーシャルコーヒーハウス」を立ち上げた彼女と、ファッション&ビューティ業界だからこそ大切に考えたい、見た目や容姿にまつわる偏見や先入観について対話します。一般的に…

詳細/購入はこちら