ファッション

ワコールがアメリカで初の直営店をオープン

 ワコール(WACOAL)はアメリカで初となる直営店をニュージャージー州のザ・モール・アット・ショート・ヒルズ(The Mall at Short Hills)内にオープンした。ワコールはこれまで、ブルーミングデールズ(BLOOMINGDALES)、ロード&テイラー(LORD & TAYLOR)、メイシーズ(MACY’S)などへの卸を中心にアメリカでの事業を拡大してきた。

 売り場面積は約180平方メートル。カップサイズはAからIまでを提供し、「ワコール(WACOAL)」や若者をメーンターゲットにしたライン「ビーテンプティッド(B. TEMPT’D)」をそろえる。ショップスタッフはiPadも用いて接客し、在庫がない場合でもオンラインで商品を注文できるという。

 ボブ・ヴィターレ(Bob Vitale)=ワコール アメリカ(WACOAL AMERICA)最高経営責任者(CEO)は「国際的にもオンラインでも成長しているが、われわれのメーンビジネスは店舗で顧客と接すること。多くの買い物客は百貨店の下着売り場で買わないというが、それはつまり多くの顧客がワコールに触れる機会がないということだ。直営店をオープンすることで、ブランドの認知度を高めたい。卸ビジネスから離れるのではなく、全体的にビジネスを拡大することが目標だ」と語る。

 ヴィターレCEOは、同社の2017年度の売上高は事業全体で5〜6%増で成長しており、さらなる新規店舗も検討していると明かす。特に成長が見込めるカテゴリーは、ストラップレスブラ、ブラレット、ノンワイヤーブラだという。

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