ファッション

荒木経惟と「サンローラン」のコラボビジュアルがコレット閉店最後のウィンドーを彩る

 アラーキーこと写真家の荒木経惟と「サンローラン(SAINT LAURENT)」がコラボして製作したアートビジュアルが、12月20日に閉店するパリのセレクトショップ、コレット(COLETTE)の最後のウィンドーを飾る。同プロジェクトは11月27日から閉店まで同店2階で開催中の「サンローラン」のポップアップイベントの一環で、12月2日から展示される。

 “Saint Laurent Shiki-in”もしくは“lust for color”と題された全16種のビジュアルには「サンローラン」2017-18年秋冬の広告ビジュアルにも登場したアンジャ・ルービック(Anja Rubik)を起用。ヒールを着用したヌード姿にロープを巻きつけたり、ジャケット以外ヌード姿のルービックを荒木経惟がモノクロ写真で撮り下ろした。それをブルーやレッドのペイントで彩り、両者の世界観が共存したビジュアルに仕上がっている。

 「サンローラン」とコレットは、13年に当時のクリエイティブ・ディレクターのエディ・スリマン(Hedi Slimane)が「Ain’t Laurent Without Yves.(イヴの存在しないサンローランなんて)」と書かれたパロディTシャツを同店が販売したことに激怒して以来、交流が途絶えていたが、16年2月に和解。これを祝して「サンローラン」は当時もコレットのディスプレーを飾った。また、閉店後のサントノレ通りのコレットは「サンローラン」が引き継ぐことになっている。
 

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

Timeless, Yet New 変わらない吉田、世界を変える【WWDBEAUTY付録:今こそ立ち上がれ、日本化粧品】

「WWDJAPAN」12月22日&29日合併号は、創業90周年を迎えた吉田カバン総力特集です。「ポーター(PORTER)」「ラゲッジレーベル(LUGGAGE LABEL)」「POTR」の3ブランドを擁し、日本を代表するカバンメーカー・吉田のモノ作りに迫ります。日本が誇る伝統技術を持つカバン職人たちと深い関係を築きながら、最先端の技術・素材を使い名だたるデザイナーズブランドとコラボレーションする相反…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。