ニュース

大丸梅田店が“生理バッジ”を社内だけで認識できる方法に変更

 大丸梅田店は、5階の“女性のリズムに寄り添う”ゾーン「ミチカケ(MICHIKAKE)」で導入していた従業員が生理中であることを示す“生理バッジ”の運用方法を11月29日から変更した。当初のバッジを使用せず、今後は社内だけで認知できる方法を取り入れて継続していく。

 “生理バッジ”とは、「(生理中の従業員が)少し辛いようなときに声掛けができたり、声を掛けるまでせずとも、さりげなく気遣いができるようにお互いに気遣いし合える雰囲気を作れるのではないか」(大丸梅田店)という発想で、社内でのコミュニケーションツールとして試験的に採用したもの。従業員が起案したアイデアで10月15日から運用しており、着用は任意。バッジのデザインには、オープン前から販促としてタイアップしてきた人気漫画で生理を擬人化した「生理ちゃん」のイラストを使用した。

 大丸梅田店は11月21日に行った「ミチカケ」のメディア向け内覧会で“生理バッジ”を紹介。報道を受けて、SNS上では賛否両論が巻き起こった。変更理由を大丸梅田店は「お客さまにオープンにすることが本来の趣旨ではなく、“働くメンバー同士のコミュニケーション”が当初の目的だった。そこに立ち返り、取り組みは継続するが、現行の“生理バッジ”の使用を中止する。またメンバー同士の周知に留めるため、今後の“生理バッジ”の詳細の公開は控える」という。

 一方で、実際に“生理バッジ”を採用したことでポジティブな変化も見られるという。「使用に賛同した従業員の間では、辛いときに言い出しにくいメンバーがいたときに『多めに休憩をとっていいよ』や『重いものを持とうか』など声に出さずともさり気なく気遣える雰囲気が出てきたという意見が出ている」(大丸梅田店)。今後は「新たな方法を取り入れて一定の期間継続した後、どのような効果があったか、もしくはなかったのかを実際のメンバーの声や感想も含めてきちんと確認していく。結果を参考にして、さらにメンバー同士が気遣い、心遣いができるような職場を目指す」という。