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三越伊勢丹が初売りを2日に戻す 5年ぶりに他社と横並び

 三越伊勢丹は、正月の初売りを2020年から1月2日に戻すと発表した。同社の主要店舗では16年から正月の休業日を元日と2日の2日間とし、初売りを3日に設定していた。正月に従業員を休ませ、働くモチベーションを高める施策をとってきた。これを撤回し、5年ぶりに競合他社と横並びにする。

 同社の「3日初売り」の施策は、当時の大西洋・三越伊勢丹ホールディングス社長(17年4月退任)の強いリーダーシップのもと導入された。福袋など百貨店の稼ぎ時である初売りを競合他社に比べて遅らせるリスクもあったが、従業員の働く環境改善に向けた取り組みとして世間の注目も集めた。

 ただ、従業員や社会から一定の評価を集める一方で、「お客さまからは2日の営業を要望する声も寄せられていた。伊勢丹新宿本店や三越銀座店などは訪日客のお客さまも増えたこともあり、期待に十分に応えられていないという課題があった」(同社広報)。「2日初売り」の競合他社に客が流れるというビジネス上の問題もあり、今回の決定に至った。

 対象は伊勢丹新宿本店、三越日本橋本店、三越銀座店、伊勢丹立川店、伊勢丹浦和店、三越恵比寿店。箱根駅伝のスタートとゴールの近くにある三越日本橋本店はこれまでも2日に初売りを行ってきた。

 従業員の働く環境については、所定労働時間や1日あたりの拘束時間の短縮などに関して年間を通じて取り組むとしている。

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