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海外ブランド向け日本生産の受発注サービス開始 ヤギとシタテルがグローバル生産の橋渡し

 繊維商社のヤギは、資本提携した衣服生産プラットフォームのシタテルと共に、海外アパレルブランド向けに、日本に衣服生産をオンラインで受発注できるサービス「ヤギ ソース エンジン(YAGI SOURCE ENGINE)」をスタートさせた。

 ヤギが運営する「ヤギ ソース エンジン」は、海外アパレルブランドがインターネット上でオーダーできるシステムで、会員登録をすると日本製の商品を50着の小ロットからカスタムオーダーできる。

 日本の縫製産業は高い技術力と品質を持ちながらも、これまで言語や商習慣の違いにより海外展開が進まず、また海外アパレルブランドも日本の生産拠点を探す場合に同様の障壁があることから、この課題解決のために同サービスの導入に至った。

 ヤギは2013年に、米ロサンゼルスにある縫製工場ソーシャル ガーメント(SOCAL GARMENT)に出資した際、アメリカにおける日本の高い衣服生産技術や高品質な生地へのニーズが高いことを実感し、日本の産地の活性化のためにもオンラインによる受発注システムの検討を進めていたという。シタテル社との出合いにより、先ごろ米ラスベガスで開催されたアパレル見本市 「マジック(MAGIC)」において、「ヤギ ソース エンジン」を活用した岡山デニムと加工技術の OEM 生産を紹介した。また、「クラフツマンシップ、サステイナビリティー、イノベーションの全てを持つ日本企業を、生産のパートナーに」をテーマに講演を行い、同社担当者は「ヤギのサステイナビリティーに対する取り組み『ヤギシカル(YAGIthical)』や、『ヤギ ソース エンジン』のイノベーションにより繊維産業をサポートしようとする取り組みは評価をいただいた」と話した。

 今後はカットソーやシャツなどアイテム数を増やしていくという。同サービスによる売り上げ計画は明らかにされていないが、同社の業績に与える影響は軽微としている。