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阪急メンズ東京が大改装 インポートを中心とした超広域型ビジネスに

 阪急メンズ東京は3月15日、“クリエイティブコンシャスな男たちに向けた冒険基地”を新コンセプトにリニューアルオープンする。2011年10月開業以来の大規模改装で、17億5000万円を投じ全体の7割を改装する。改装後の年間売り上げ目標は170億円。“BASE=基地”と名付けたイベントスペースを全フロアに設け、少年の心を忘れない男性に向けた新しい百貨店を目指す。

 1階は好調のメンズコスメゾーンを拡張し、メンズとしては日本初となる「トム フォード ビューティ(TOM FORD BEAUTY)」をコーナー化する。また新たに「セリーヌ(CELINE)」や「コム デ ギャルソン(COMME DES GARCONS)」「オフ-ホワイト c/o ヴァージル アブロー(OFF-WHITE c/o VIRGIL ABLOH)」を導入する。2階のデザイナーズエリアと、3階のラグジュアリーエリアは大きく変わらないが、新規ブランドとして2階に「アクネ ストゥディオズ(ACNE STUDIOS)」や「ステラ マッカートニー(STELLA McCARTNEY)」などを導入する。4階のオーセンティックフロアには5階にあったオーダーサロンを設ける他、国内外の新進ブランドをセレクトした自主編集売り場「サードスタイル」を6階から移す。5階は全フロアをシューズフロアに大きく変更。「グッチ(GUCCI)」や「サンローラン(SAINT LAURENT)」などのラグジュアリーブランドと「ジョンロブ(JOHN LOBB)」や「エドワード・グリーン(EDWARD GREEN)」などの高級紳士靴を並べ、フロア面積はこれまで地下1階にあったシューズフロアの3倍、商品量は2倍となる。6階は現在4階に構える「ガラージュ D.エディット(GARAGE D.EDIT)」などを展開するクリエイターズフロアで、セックストイを販売する「テンガ(TENGA)」やコンドーム専門店の「コンドマニア(CONDOMANIA)」なども導入。7階は“ビンテージ&リバイバル”と名付け、古着をメインにホビーや音楽、家具などライフスタイルも提案する。一方で、多くの国内ブランドの取り扱いから手を引くことになる。

 阪急阪神百貨店の溝口博之・阪急メンズ紳士服商品統括部担当は、「東京はインバウンドの影響を受けやすく、利益を安定的に保てないことが課題だった。今回のリニューアルを機に阪急メンズ東京の感度をさらに上げ、日本だけでなくアジアを視野に入れた超広域型ビジネスを推し進める。ターゲットをこれまでのジェットセッターからクリエイターに変更し、客単価を5%上げたい」と話す。