ビジネス

「マーク ジェイコブス」が価格を抑えた新ライン「ザ マーク ジェイコブス」をスタート

 エリック・マレシャル(Eric Marechalle)新最高経営責任者主導の新戦略のもと、「マーク ジェイコブス(MARC JACOBS)」は2019年プレ・フォールから新ラインを立ち上げる。新ラインは「ランウエイ(RUNWAY)」と、より価格を抑えた「ザ マーク ジェイコブス(THE MARC JACOBS)」の2つに分かれるようだ。「ザ マーク ジェイコブス」という名前は、マーク・ジェイコブス=デザイナー個人のインスタグラムのアカウント名(@themarcjacobs)と通じるものがある。新ラインは現在バイヤー向けに公開されているが、プレスには非公開だ。

 米「WWD」は「ザ マーク ジェイコブス」コレクションのキャンペーンイメージを独自に入手して公開。このキャンペーンイメージには、ジェンダーレスな風貌の双子モデルが、カラフルなストライプのラグビーニットにコーデュロイのワイドパンツ、サングラス、チャームネックレス、電話機のスパイラルコードのようなネックレスを着用している。

 米「WWD」がリークした記事に対してデザイナーのマークは、「ああ!『ザ マーク ジェイコブス』コレクションの画像がリークされちゃった!これはほんの序章だと思って。(中略)4月に公開される広告キャンペーンやビジュアルを楽しみにしててね(他の誰かに先にリークされなければだけど)」と自身のインスタグラムでコメントしている。

 さらに、マークはこのキャンペーンビジュアルのスタイリングを手掛けたのは、マークもプライべートで頻繁に着用している「バレンシアガ(BALENCIAGA)」や「ヴェトモン(VETEMENTS)」のスタイリスト、ロッタ・ヴォルコヴァ(Lotta Volkova)であることや、撮影は「マーク ジェイコブス」のクリエイティブチームのヒューゴ・スコット(Hugo Scott)であることも明らかにした。「ザ マーク ジェイコブス」は5月に発売されるという。

 「マーク ジェイコブス」は11月に、マークの名が世に知られるきっかけとなった “グランジ”コレクションを復刻した他、ニューヨークのマディソンアベニューに新店舗をオープンしたばかりだ。

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

2024-25年秋冬パリコレ特集 デザイナーたちからの提案「何気ない日常を特別に」

3月18日発売号の「WWDJAPAN」は、2024-25年秋冬パリコレクション特集です。2月末から3月にかけて約100ブランドが参加して開催されたパリコレを現地取材し、その中で捉えた次なる時代のムード、デザイナーの視点をまとめました。ファッションデザイナーたちから届いた大きなメッセージは「何気ない日常を特別に」。戦争、物価高騰、SNS疲れと私たちを取り巻くストレスはたくさんありますが、こんな時代だ…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。

メルマガ会員の登録が完了しました。