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「ランコム」の復興支援、女性起業家の卵たちが巣立つ

 「ランコム(LANCOME)」は13日、東日本大震災に見舞われた宮城県・石巻市で女性起業家を支援・育成する復興支援活動「Eyes for Future by ランコム」の2018年度プログラム修了式を石巻市役所内で行なった。

 2011年から始まった「ランコム」の東日本大震災復興支援は、13年からNPO法人石巻復興支援ネットワーク「やっぺす」と共に女性の自立をサポートする現在のプログラムとなり、これまで135人が受講。そのうち88人が地元で起業している。今年度はジャーナリストの池上彰による開講記念講義をはじめ、ホームページやヘアメイクアップから財務に至るまで計9回の講義が開かれた。

 今年度の受講生代表としてスピーチをした阿部愛純さんは「スクールで得たのは新たな分野へ挑戦する気持ち。この経験により自分が楽しむだけでなく、皆さんに喜んでいただくためにどうすればよいのかと考えるようになった。今後は温かみのある事業を目指したい」と抱負を語った。

 石巻市では多い時で3万3000人が仮設住宅に住んでいたというが、震災から7年が経った今でも1055人(9日時点)が仮設住宅で暮らす。来年9月には全住民が仮設住宅から新居に移る予定だという。

 石巻での「Eyes for Future by ランコム」は今年度で終了となるが、修了式に出席した都築誠也「ランコム」事業部長は「ここがゴールではなく、まさにこれからだと考えている。“ランコムローズ”のように一人一人が咲き誇っていただきたい。形は変わるが、来年からも支援活動を続けたい」と語った。今後は日本全国を視野に入れ、サポートを必要とする女性の背中を押す活動を行なっていくという。