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「“ハイスタイル”を提案する新しい店を見せる」 ビームス六本木ヒルズ旗艦店は10月27日開店

 ビームス(BEAMS)は六本木ヒルズに出店する旗艦店のオープン日を10月27日に決定した。「ザラ(ZARA)」が入っていたウエストウオーク2階と3階の2層構造の店舗面積は約990平方メートルで、メンズ&ウィメンズ、ドレス&カジュアルの複合店になる。構成比はメンズとウィメンズが1:1、仕入れ商品とオリジナル商品は7:3程度。「 “ハイスタイル”な次の時代に向けた複合店を提案する。富裕層も『ザ・ノース・フェイス(THE NORTH FACE)』『ナイキ(NIKE)』『コンバース(CONVERSE)』を着るし履く。いろんなものを選べて、組み合わせられる店になる」と豊永信一郎・執行役員兼第一事業本部本部長。内装も「地形を生かした複雑な店で、こう来たか!というものになる」と続ける。

 六本木ヒルズには、エストネーション(ESTNATION)やユナイテッドアローズ(UNITED ARROWS)の旗艦店も並ぶが、中村達也・取締役兼第一事業本部BEAMS 2部シニアクリエイティブディレクターは「意識していない。ビームスの世界観で富裕層に向けたMDを考えた。結果的にどの店とも異なる内容になるだろう」と語る。売り場の約10%をポップアップスペースとし、複合店では取り扱わず単独店で提案してきた「ピルグリム サーフ+サプライ(PILGRIM SURF+SUPPLY)」や「ゴルフ(GOLF)」といったビームスのレーベルや、インディアンジュエリーなどを紹介していく。また、別注商品もドレスとカジュアルを合わせて220アイテム程度用意する。

 同じく六本木にある東京ミッドタウンの、メンズ&ウィメンズのドレスをそろえるビームス ハウスは継続する。同店は2007年のオープン以来、売り上げが好調だ。六本木2店舗体制の理由を中村シニアクリエイティブディレクターは、「どちらの客層も富裕層だが、検証を経て客層が少し異なると判断した。六本木ヒルズの客層は、最先端のトレンドというよりは今流行っているモノに注目する傾向があるようだ。一方、東京ミッドタウンの客層はコンサバな方が多く、流行りモノよりもいいモノやキレイなモノを好む方が多いと感じる。ヒルズとミッドタウンの距離は近いようで遠い。重なる商品は半分程度だろう」と話す。

 2階のカジュアル売り場について豊永本部長は、「ビームスが得意とするスポーツやアウトドアをしっかりと見せる。カジュアルは六本木ヒルズにはないコンテンツだから、どう転ぶかわからないが、“カジュアル=若さやストリート”でもないものを表現する。これまでのカジュアルの複合店は『レイ(RAY)』『ボーイ(BOY)』など各レーベルの集合体だが、六本木ヒルズ店ではそれぞれのコンセプトは脇に置いて、富裕層に向けた独自のMDプランを立てている」と語る。

 ビームスのメンズドレスの売り上げはここ10年、右肩上がりだ。3階のドレス売り場は、「富裕層に向けた商品構成は初めてで、他のエリアに比べビジネスマンは多くはないと思うが、高額品が売れるだろう。メンズドレスは、ビームスが得意とする分野に味付けするイメージ。強みのスーツやジャケットは高単価のもの、オリジナルもいい生地を用いたものを、エリア特性を考え、パーティー対応できるスタイルを提案する。また、男性も女性も車で動く方が客層に多いことから、ジャージー素材のジャケットやスエットなどカジュアルすぎない、オシャレに見える上質感のある1マイルウエアも多くそろえる。ウィメンズはインターナショナルギャラリー ビームス(INTERNATIONAL GALLERY BEAMS)で提案するようなファッションコンシャスなものだけではなく、キレイめのアイテム、例えばイタリアのテーラードやファーのアウター、シューズはフラットよりもヒール高があるもの、パンツはワイドよりも細みのシルエットといったエレガントなアイテムを幅広くそろえる」と中村シニアクリエイティブディレクター。

 秋冬は特にメンズ・ウィメンズともにアウターをフルラインアップする。また、六本木ヒルズ店でしか買えないアイテムや別注品も多くそろえ、別注品はドレスとカジュアルを合わせて、220ブランドのものを並べる。

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