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プリンスホテルが化粧品事業参入 八海山の水を使ったスキンケア製品発売

 プリンスホテルが化粧品事業に参入する。松倉 HABE DAIKANYAMAの角谷貴子・院長を迎え、2012年から販売しているオリジナルミネラルウォーター「南魚沼のおいしい湧き水」を使用したスキンケアシリーズ「アサギ(ASAGI)」を開発。公式サイトや電話注文、一部プリンスホテルで発売した。

 「南魚沼のおいしい湧き水」は、プリンスホテルが営業する新潟県南魚沼市の六日町八海山スキー場にある水源から採取しており、全国のプリンスホテルの客室の他、売店や高級スーパーマーケットで販売してきた。硬度 7mg/Lという希少性の高い天然の超軟水が特徴で、硬度の低さから粉ミルクの調乳や、素材本来の成分や味が活かせるため料理用の水としても高い評価を得ている。

 化粧品の原料の大半は水であり、水そのものが製品の質を左右することから、同社はこの八海山の水を活用したスキンケア製品の開発を企画。ヒアルロン酸やローヤルゼリーを配合したジェルタイプの「セラム ローション」(50mL、5000円)と、パーム油やナタネ油を使い、マスクとして重ね塗りができる「アクア クリーム」(30g、5000円)の他、メイク落としと洗顔料、化粧水、クリームのミニサイズ4点をセットにした「プチ トラベル キット」(3000円)をそろえた。

 ブランド名は日本古来の自然の色味で、八海山の渓流をイメージした“浅葱”を由来としている。今後はプリンスホテル内のスパや、女性向けの宿泊プランにも活用していく。

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