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米マッキンゼー出身社長がAIを駆使した“次世代ECモール”構想 「出店数を絞った健全なマーケットに」

 米マッキンゼー・アンド・カンパニー出身の重松路威・社長が1月に設立した新会社ファッションポケットが、近いうちにAIを駆使した新しい概念のファッションECモールをローンチする計画だと明かした。最新コーディネートや有名人の着こなし画像を閲覧できるメディアのようなUIで、ユーザーが気に入った画像を選ぶだけで、即座にレコメンド商品が表示され、購入できるという。

 ユーザーが手持ちの商品を撮影すれば、それに合ったアイテムや着こなし画像などもAIが提案してくれる。参加企業は未発表だが、国内大手企業複数社と交渉中という。重松社長は「ワンクリックで完結するような直感的なサービス。AIを使って検索のわずらわしさを取り除くことで、既存サービスを大幅にしのぐような体験を提供したい」と意気込む。

 同ECモール構想最大の特徴は、出店ブランドにこだわることだ。従来のECモールといえば数千ブランドを集めるような規模感を目指すことが多いが、「やみくもにブランド数を増やすのでは意味がない。数百ブランドだけで十分だろう。20〜30代のファッション感度の高い女性をターゲットに、ファッション性を刺激するブランドだけを集めるようにしたい」という。「いい洋服を売るためにもブランドを絞り、価格競争が起こらない健全なファッションマーケットを作る」という考えだ。

 ファッションポケットは同ECモール構築を目指して創業。現在は事業を拡大し、POSデータとひもづいた店頭の売れ行き予測をはじめ、プロパー消化率上昇といった企業のMD支援など、AIを活用した企業の包括支援を行う。

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