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バロックジャパン、中国EC大手JD.comと合弁会社設立 日本の“ものづくり”を中国に売り込む

バロックジャパンリミテッド(BAROQUE JAPAN LIMITED以下、BJL)は10月15日、中国EC大手JD.com(京東集団)と共同で合弁会社「東博資本有限公司(DB Capital Limited)」を設立すると発表した。新会社は日本の消費財関連企業への投資を手がけ、中国市場での販路拡大を支援する。資本金は1億米ドルで、出資比率はJD.comグループのJingdong Group Investment Ltd.が75%、BJLの香港子会社であるBAROQUE HK LIMITEDが25%。BJLは約2500万米ドル(日本円で約37億円)を拠出する。設立および事業開始は今年11〜12月を予定する。

新会社は、日本国内の優れた「ものづくり」企業に投資すると同時に、JD.comの持つ中国国内の広範な販売チャネルや先端テクノロジーを活用し、中国市場での販売をサポートする。投資対象は、職人技や高品質素材など、日本ならではの価値を持つ消費財メーカーを想定。後継者問題などで存続が危ぶまれる中小メーカーへの支援によって、日本の「ものづくり」文化の継承と発展も視野に入れる。「グローバルに通用する日本製品の成長を加速させ、失われつつある技術や文化を未来へつないでいく」(BJL公式発表文より)。

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