ファッション

キーワードはスタイリング提案 「ジーユー」2018-19年秋冬はスエットとカラーコート推し

 「ジーユー(GU)」のウィメンズは、トータルコーディネート提案を2018-19年秋冬も引き続き強める。同ブランドは15年夏に大ヒットしたガウチョのイメージが根強いが、「今は一人一人に似合うスタイリングが求められている。ガウチョのような『これさえ着ておけばいい』という単品パワーアイテムは求められていない」(広報)との分析から、トレンドテーマごとにさまざまなアイテムをそろえ、スタイリングで提案する。スエットトップや鮮やかな色のウールアウターなどは強化アイテムに設定しつつも、あくまで全体のスタイリングの中で打ち出す。

 トレンドテーマとしては、チェックを中心とした柄同士の組み合わせや、都会的なスポーツテイスト、体をゆったり包み込む女性らしいスタイルなどに着目した。強化アイテムであるスエットトップ、カラーアウターもそれらのテーマの中で取り入れていく。

 スエットは米国の大学とコラボレーションしたロゴ入りデザインや、サイドスリット入りのボリュームシルエット、クロップト丈など、デザインのバリエーションを豊富にそろえる。価格は1490~1990円前後。

 カラーアウターは、マスタードや深い緑、青、赤などを、人気復活が予想されているダッフルコートや、ここ数シーズンの定番となっているテーラードコートなどで取り入れた。通常はナイロン製などが多いフィールドコートのデザインも、あえてウールで作っている。「ベーシックな色のアウターを持っている人は多い。『ジーユー』価格だからこそ、カラーアウターにも挑戦しやすいのでは」と期待する。価格は4990~5990円前後。

 今春夏はSNSでの拡散が後押しし、パジャマが売れている。秋冬はフランスの女優、ブリジット・バルドー(Brigitte Bardot)をイメージし、レース付きなどの少しコケティッシュなデザインのパジャマをそろえた。また、“神デニム”として、現在ハイウエストのストレートジーンズが30代ママ層などにヒットしているが、秋冬もその流れを踏襲し、股上の深い濃色のストレートデニムを作った。

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