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RIZAPに電撃移籍 松本晃カルビー会長兼CEOの一問一答

 RIZAPグループは5月28日、カルビー会長兼CEOの松本晃氏(70歳)を代表取締役最高執行責任者(COO)にすると発表した。6月24日の取締役会と株主総会を経て決定する。松本晃RIZAP次期COOは、「カルビーの会長兼CEOを退くと発表した3月以降に、多くの会社からお声がけをいただいた。RIZAPに決めた理由は瀬戸(健RIZAP社長兼CEO、40歳)さんに一目惚れしたのと、なんとなく楽しそうだったから。瀬戸さんを、世界を代表する起業家にする手助けをしたい」と意気込みを語った。

 松本次期COOは1947年7月20日生まれの70歳。京都大学大学院を卒業後、伊藤忠商事、ジョンソン・エンド・ジョンソン メディカルなどを経て、2009年6月にカルビーの会長兼CEOに就任。09年3月期に売上高1373億円、営業利益44億円だったカルビーの業績を、直近の18年3月期には売上高2515億円、営業利益268億円にまで引き上げた“経営のプロ”。積極的なM&Aで、トレーニングジム「RIZAP」を中心に、アパレル、アクセサリー、メディア、ゲームソフトの大型専門店など多岐にわたる事業を成長軌道に乗せる。

 記者会見での一問一答の要約は以下の通り。

—RIZAPに入社を決めた理由は?

松本晃RIZAPグループ次期COO(以下、松本):まだカルビーの社員ですから、きちんと全体を把握している時間がないのだが、なんとなく楽しそうだなと。一番の理由は一目惚れ。1月24日に私の方から会社を訪れて、初めて瀬戸さんに会ってから5カ月しか経ってないけど、チャーミングな人格に惚れた。

—目標は?

松本:現在の世界の時価総額ランキングの上位はアップルやグーグル、フェイスブック、アマゾン、アリババ、テンセントなどになった。30年前には存在もしていなかった会社ばかりで、そのくらい激しく変化している。日本からもそういった会社が生まれたらいい。瀬戸さんをそういった世界的な起業家にするサポートをしたい。これは僕流の“ホラ”だけど、ホラはいつか夢になり、夢は現実になる。

—松本氏を招へいした理由は?

瀬戸健RIZAPグループ社長兼CEO(以下、瀬戸):積極的なM&Aなどで急成長し、かつ多岐にわたる事業を、私以上に強力なリーダーシップで守りと攻めの両面から指揮してほしかった。

—RIZAPをどのような会社だと?

松本:おもちゃのような面白いことばかりをやっていて、適当な例えではないかもしれないが、まるで「ドンキホーテ」のお店のような雰囲気。(入社を決めて)トレジャーハンターのような気分だ。

—任期は?

松本:カルビーは当初、ワンポイントリリーフだと思って入ったけど、結局ずるずると9年間在籍した。RIZAPは、身体が元気で頭が冴えている6〜8年くらいを一つの目安だと考えている。

瀬戸:年齢は関係ない。私たちも“健康寿命を伸ばそう”を経営のテーマにしており、80歳でも90歳でも今は元気な方はたくさんいらっしゃっいますので、“無期限”という形でお願いしたいと思っている。