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香港大手商社リー&フォン2017年度は減収 米トランプ政権による制裁関税の影響は限定的と説明

 香港の大手商社リー&フォン(LI & FUNG)の2017年12月期決算は、売上高が前期比8.3%減の135億3400万ドル(約1兆4000億円)、営業利益が同11.9%増の3億5600万ドル(370億2400万円)、純損益は2016年度の2億2100万ドル(約229億8400万円)の黒字から3億7500万ドル(約390億円)の赤字に転落した。

 同社は17年12月に、家具、セーターおよびビューティ事業を切り離すことを発表し、その影響で損失が発生しているが、将来的なキャッシュフローや経営状況に影響はないとしている。また、いくつかの取引先の破産が減収につながったと説明した。

 スペンサー・フォン(Spencer Fung)最高経営責任者(CEO)は1年を振り返り、「同社が掲げる3カ年計画を達成するべく正しい道を進んでいる」とコメント。同計画には既存のサプライチェーンをスピード重視にシフトして、全てをデジタル化する“デジタル・サプライチェーン”計画などが含まれている。

 また、米トランプ政権が中国製品に対して制裁関税を課すことを決定する前に決算発表を行った同社は、世界中に生産拠点を持つことで影響を最小限に抑えることができると説明。「40以上の市場に1万5000以上のサプライヤーとのネットワークを有しており、いかなる状況にも対応できる用意がある」と語った。