ファッション

桐生のセレクトショップ「ペニーレイン」が移転リニューアルで「エスティーカンパニー」に

 群馬県桐生市を拠点とするエスティーカンパニー(ST COMPANY)は3月24日、セレクトショップのペニーレイン(PENNYRAIN)を移転リニューアルし、新たにエスティーカンパニーとしてオープンした。40年にわたり地元で愛されてきた同ショップが、生活をより豊かにする衣食住を提案し、新しいトレンドを発信している。環敏夫・代表は、「今活躍するデザイナーがデビューのころから取り扱い、彼らを含めたみんなと一緒にこれまでやってこられた。40年間の恩返しをしたい」と思いを語った。また、デザイナーたちも駆けつけてオープンを盛り上げた。

 新ショップは、工房付きの老舗和菓子店だった2棟(本館、別館)の建物をリノベーション。国内外で活躍する建築家の山本和豊が設計に携わり、自然光の入る白を基調にした空間に、フロアごとに異なるラインアップで提案する。本館の1階は商店街の通りに面したガラス張りのギャラリースペースを設置。第1弾のポップアップショップとして3月31日~4月8日、「ハイク(HYKE)」を展開し、別注アイテムもそろえる。4月26~29日は「アグリス(AGRIS)」が“ディア・NAGIYOSHIDA・プロジェクト”を始動、4月30日~5月13日は「MHL.」をオープンする。

 1階にはショップ・イン・ショップとして東京・中目黒のセレクトショップ、ベストパッキングストア(BEST PACKING STORE)を開設。その他、セレクトで「3.1 フィリップ リム(3.1 PHILLIP LIM)」「チカ キサダ(CHIKA KISADA)」「ミュベール(MUVEIL)」「ラグ&ボーン(RAG & BONE)」「タロウホリウチ(TARO HORIUCHI)」などをそろえている。2階にはカフェを導入。キッズルームも併設し、子どもが自由に遊べるスペースが特徴だ。3階は「コズミック ワンダー(COSMIC WONDER)」「ファセッタズム(FACETASM)」「グラフペーパー(GRAPHPAPER)」「ハイク(HYKE)」「ミュラー オブ ヨシオクボ(MULLER OF YOSHIOKUBO)」などを展開している。

 別館は、1階に新進気鋭ブランドの「デューン(DUNE)」がディレクションするセレクトショップ、ニド・アドゥ(N ID A DEUX)をオープンした。2階はバッグ、シューズ、アクセサリーを中心に提案。さらに、開放する別館の屋上からは、桐生の街を一望することができ、ブリッジで本館ともつながっている。

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

“個”が主役の百貨店特集2024【WWDJAPAN BEAUTY付録:2023年度世界のビューティ企業TOP100】

7月22日号の「WWDJAPAN」は百貨店特集。 個人の価値観が多様化し、コロナを経てオンライン消費がますます浸透しました。百貨店という業態の存在意義すら問われる中、それでも人が集まる店の条件とは何か。決め手は、品ぞろえでも立地でもなく、情熱と個性を持った“人”の存在。百貨店が元々持っていた強みに光を当てたり、その枠を超えて新分野を開拓したりと、編集力やアイデアを駆使して売り場を面白くしようとする…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。

メルマガ会員の登録が完了しました。