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「クライ.」デザイナーに聞くブランド終了の真相

 先日インスタグラム上でブランド終了を発表した「クライ.(CRY.)」が最後の展示会(納期は4~6月)を開いた。川地昭子・クライ社長兼デザイナーはブランド終了の理由を、「社長業を続けることが難しくなっていました。ファッションは大好きだし、モノを作ることも大好きです。でも恥ずかしいくらい働き過ぎていた。若い頃は問題なかったけれど私も43歳になり、長い人生を考えた時、ふと、普通じゃないと思ったし、これを続けることは難しいと考えました」と明かした。新たに社長を迎えることも考えたというが「これまで一緒に頑張ってきた8人のチームは家族のような存在。チームで協議をした結果、『8人で続けられないのならやめよう』という結論に至りました」。終了を決めたのは今年に入ってからだという。

 先日行った最後のルックブック撮影について「10年ブランドを続けてきて、いろいろな制約が出てきて本当にやりたいことが表現できたのは、ファーストシーズンとラストシーズンだけかもしれない。このルックブックはとても気に入っています」と語る。

 伊勢丹新宿本店で4月25日~5月1日、ポップアップショップを開く。「最後までチームでやり切りたい」と意欲を見せるが、今後については未定だという。