ファッション

TSI「ジルスチュアート」終了 ライセンス事業としては「別の形」で継続検討

TSIの「ジルスチュアート(JILL STUART)」が2月末をもって事業を終了し、カジュアルテイストの姉妹ブランド「ジル バイ ジルスチュアート(JILL BY JILL STUART)」に一本化する。

TSI(当時のサンエー・エンターナショナル)は1996年に「ジルスチュアート」の独占輸入販売権とサブライセンス権を取得し、本格展開をスタート。97年には渋谷・明治通りに路面店をオープンした。2008年に展開を開始した姉妹ブランドの「ジル バイ ジルスチュアート」とともに、「ジルスチュアート」はTSIグループにおける主力ブランドとして、またウィメンズリアルクローズ市場におけるフェミニン・エレガントなテイストの代表的なブランドの一つとして認知されてきた。

24年2月期の売上高は約13億円で、直近3年間の業績推移は横ばいだった。すでにオンラインサイトは2月12日をもってクローズしており、既存の11店舗は2月末までに順次閉鎖する。ブランド終了は収益構造改革における事業ポートフォリオの見直しの一環。ただ今後もライセンス事業として、何らかの形で「継続を検討中」(同社)という。

なおコスメブランドの「ジルスチュアート」ついてはコーセーが手掛けており、本件とは無関係だ。

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

Is AI GOOD?AIがもたらす「ゲームチェンジ」

「WWDJAPAN」12月1日号は、ファッション&ビューティ業界でいよいよ本格化する“AIゲームチェンジ“を総力特集しました。11月19日のグーグル「ジェミニ3.0」発表を契機に、生成AIは「便利なツール」から「産業の前提インフラ」へ変貌しつつあります。ファッション&ビューティ業界で浸透する生成AI及びAIの活用法とゲームチェンジに向けた取り組みを紹介しています。

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。