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「花粉を水に変える」新素材 導入企業相次ぐ

 花粉症対策の新素材「ハイドロ銀チタン」の活用が広がっている。もともとは医療現場の感染症対策として開発された技術だが、たんぱく質を水に分解する機能が花粉症に有効なことが分かり、開発したDR.C医薬(東京)は昨年2月に衣服や生活用品の12社と提携。今年2月には「花粉を水に変えるマスク」を発売し、歌舞伎役者の市川海老蔵を起用したテレビCMで認知を高めた。今春時点でミズノ、はるやま商事、ワコール、福助、川辺、タオル美術館、ムーンバットなど採用企業は40社に拡大している。

 DR.C医薬は、医師である岡崎成実・社長が同技術の事業化のため設立した創薬会社。従来の花粉症対策の商品が花粉の侵入を防いだり、花粉が付着しにくくしたりすることに重点を置いているのに対し、ハイドロ銀チタンは花粉、ハウスダスト、カビなどのたんぱく質や、においのもとになる不衛生たんぱく質を分解して水に変える。花粉症だけでなくにおいにも効果が認められているため、アウターなどの外側に着るものだけでなく、ポロシャツ、下着、タオル、スリッパ、靴下など肌に直接ふれるアイテムにも多く採用されている。

 紳士服専門店のはるやま商事は12日、ハイドロ銀チタンを使ったビジネススーツを発売した。生地に加工を施すことで、屋外でスーツに付着した花粉を2~4時間で水に変える。スーツで6万9000円。岡崎社長と共に12日に会見したはるやまホールディングスの治山正史・社長は「花粉が付着する面積が最も大きい服がスーツ。花粉症に悩む人は日本に約4000万人と言われており、経済的損失も看過できない。多くのビジネスマンに自信を持ってすすめたい」と胸を張った。

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