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松屋銀座の顧客催事1日で全館売上高9億円 「バルミューダ」普段の10倍売る

 松屋銀座は、外商客や上顧客を対象にしたイベント「松美会(しょうびかい)」を20日に開催し、同日の全館売上高が計画を5000万円上回る9億円に達した。松美会は春(2月)と秋(9月)の年2回行っているが、春開催としては過去最高を記録した。2月に入って株価は落ち着いているものの富裕層を中心に購買意欲は引き続き旺盛で、ラグジュアリーブランドや時計など高額品がよく売れた。

 百貨店の外商イベントは限られた招待客を対象にホテルを会場にすることが多いが、松美会は銀座店の各フロアでワークショップやオーダー会、飲食の提供、占い、豪華景品が当たる抽選会など趣向を凝らしたイベントを行っており、一般の客でも楽しめるオープンな催し。春開催の売上高は16年8億円、17年8億4000万円と回を重ねるごとに拡大してきた。「外商のお客さまやカード会員のお客さまに季節の行事として定着しており、われわれもこの日に照準を合わせて新ブランドや新商品のMDを組んでいる」(同社広報担当)という。ラグジュアリーブランドにおいても、革小物よりも新作のアパレルやバッグなどの高額品が動く傾向にある。中国の大型連休である春節の後半と重なったこともあって、訪日客による購買もいつも以上に活発だった。

 8階の特設会場では終日トークショーやライブが行われた。歌舞伎役者の中村獅童、ミュージカル俳優の山崎育三郎などが登壇し、立ち見が出るほどのにぎわいとなった。急成長の家電メーカー、バルミューダの寺尾玄・社長のトークショーの後には、7階に昨年11月開店した同社初のブランドショップ、バルミューダ ザ・キッチン(BALMUDA THE KITCHEN)に客が殺到。人気商品のトースターを中心に普段の日の10倍に相当する150点以上を売った。